高校生の昼ご飯事情は・・・

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「高校給食を考える会」横田真太郎会長㊨、有吉義之副会長㊧

 高等学校完全給食の実現を目指す有志団体、高校給食を考える会が11月、本格的なアピール活動を開始した。11月5日、6日に高知市で開かれた第66回全国学校給食研究協議大会会場にブースを出展、「高校生のお昼ご飯アンケート」結果を示しながら「高校給食の実施を応援しています」と掲げ、多くの賛同を得て意を強くしたと聞く。
 同会は、学校給食用食品の卸並びにメーカーなど19社・団体が参画し、今年立ち上がった。会長は横田真太郎㈱ピアット社長、副会長は有吉義之㈱SN食品研究所社長。両氏が、少子化で縮小するマーケット対策、余力の生じる給食調理場の活用、子供から大人になるまでの食育の継続といった課題の解決策は、高校給食実施であると合意したことから始まる。いろいろな垣根を越えて広く学校給食関係者に呼びかけて連携を目指し、自治体や国に働きかけていく方針だ。
 同会活動の皮切りとなった前述の大会で紹介した、高校生または高校生の昼食を作っている人を対象にしたアンケート調査結果によると、回答741人中、昼食は「家のお弁当」522人、「学食」112人、「コンビニ」106人、「学校の売店」47人、「外食」3人、「食べない」1人という結果。高校給食を「支持する」と回答したのは49%で、「支持しない」7%に対して圧倒的に多数であった。
 さて、来年度からスタートする食育推進基本計画では、中学生の完全給食実施率を上げることが課題に上がっている。また、一方で朝食欠食など食生活の乱れが目立つ20代、30代への食育に力を注ぐという。中学卒業後15歳から20歳までの空白がある。20代の若者の食生活がなぜ乱れるのか。高校生の時代に一部の生徒が、好きなものだけを食べる食生活に変わってしまうことが一因ではないだろうか。20代の若者に改めて栄養バランスのよい食事は何かを学ばせるより、中学校までの食育が途切れることなく完成形になることを想定して、高校給食を実施することの方が、生活習慣病予防の根本的な解決につながるのではないだろうか。
 高校給食を考える会のネットワークの広がりに期待したい。
 

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