ヤマキュウ西川水産『ニンニク風味のいかとんび和風パスタ』(北海道):冷食番長タケムラダイ 〜ご当地冷凍食品☆全国制覇への道~👣第79歩
押忍!冷食番長のタケムラダイだ!
前回は富山県から、見た目のインパクト抜群な「越中ぶたキャラまん」を紹介したわけだが、今回はそこから一気に北上して北海道へ突入だ!
富山では豚の姿をした“まんじゅう”だったが、北海道・福島町で俺を待っていたのは、なんと「いかの口」。
しかも、そのいかの口をパスタにぶち込んできたってんだから、なかなか攻めてるじゃねぇか。
今回紹介するのは、「ヤマキュウ西川水産」の「ニンニク風味のいかとんび和風パスタ」だ。

一見すると変わり種のパスタだが、その背景を追っていくと、北海道の水産加工業が抱える課題と、それを新しい発想で商品へ変えていこうとする姿勢が見えてくる。
今回はそこをガッツリ掘っていくぜ。
■福島町でスルメを作り続けてきた「ヤマキュウ西川水産」
ヤマキュウ西川水産が拠点を置くのは、北海道の南端に位置する松前郡福島町。
会社は昭和40年からスルメ製造を続けてきた、水産加工の現場を知り尽くした会社だ。
現在もスルメの製造販売を中心に、いかとんびを使った冷凍食品などの商品開発にも取り組んでいる。
ところが近年、海水温上昇などの影響もあり、スルメイカ漁の漁獲は減少。
長年続けてきたスルメ製造だけではなく、新しい商品を生み出していかなければならないという危機感が、商品開発の原動力になったという。
そこで目を付けたのが、イカの「とんび」だ。

「とんび」とは、イカの口にあたる部分。
旨味が強く、独特のコリコリとした食感を持つ一方で、黒く硬いクチバシがあるため、これまで商品として扱いづらい部分でもあった。
ヤマキュウ西川水産は、ここを手作業で一つひとつ処理し、食卓に並べられる食材へと仕立てていった。
つまり、このパスタは単に「珍しいイカの部位を使いました」って話じゃねぇんだ。
水産加工の現場から出てきた課題を、商品開発によってひっくり返した一品なんだよ。
■「いかとんび」をパスタにする発想が面白ぇ!
いかとんびの魅力は、なんといってもその存在感だ。
この商品では、いかとんびを主役に据え、醤油ベースの和風ソースにニンニクを合わせている。
さらに北海道産のしいたけ、にんじん、千切り昆布を組み合わせ、魚介の旨味を重ねた構成になっている。

ここで面白いのが、「イカだからトマトソース!」みたいな方向に行かず、醤油と魚介だしを軸にした和風パスタに仕上げているところだよな。
原材料を見ると、昆布だしやかつお節、魚介エキス、みりんなども使われており、海産物を扱ってきた会社らしく、魚介の旨味を重ねる設計になっている。
そこへ、ニンニクを効かせることで、和風でありながら食欲を刺激する味わいを狙ったってわけだ。
■「ALL湯せん」のお手軽調理!
この商品のもう一つのポイントが、調理の手軽さだ。
パスタ麺とソースがそれぞれ袋に入っており、鍋に湯を沸かして袋ごと湯せんするだけ。
麺もソースも約5分で仕上げられるため、パスタを茹でて、別鍋でソースを温めて……なんて工程は必要ねぇ。
つまり、鍋とお湯さえありゃ、本格的なパスタを組み立てられる。

そして、ここで忘れちゃいけねぇのが「冷凍」にこだわっていることだ。
いかとんび特有の食感を生かすため、冷凍商品として届けることに意味がある。
手軽さだけを追いかけた商品じゃなく、素材の持ち味をどう残すかまで考えたうえで冷凍という手段を選んでいるわけだ。
■小さな町から、新しい水産加工品を発信!
さらにヤマキュウ西川水産の動きで注目したいのが、2025年に立ち上げた新ブランド「ウエマチストア」だ。

(※画像は公式ページより引用。)
「上町」は、同社がある地域で昔から呼ばれてきた集落名。
小さな町の小さな集落から新しいものを発信していく、という意味を込めて名付けられたという。
従来のヤマキュウ西川水産がスルメなど乾物卸を中心に展開する一方、「ウエマチストア」では冷凍食品や加工品など、新しい切り口の商品を展開していく。
水産加工会社だから水産物だけを売る――そんな固定観念に収まらず、地域にある素材や技術を使って、現代の食卓に届く商品へ変換していく。今回のパスタは、まさにその姿勢を象徴する存在なんじゃねぇか。
■実食レビューするぜ!
さあ、ここからは実食だ。
まず袋を湯せんして麺と絡めて仕上げ、皿に盛り付けてみる。
パスタそのものは一般的なスパゲッティスタイルだが、ソースにはいかとんび、にんじん、しいたけ、昆布が入っていて、具材の存在感がしっかり確認できる。

そして、いかとんびを口に入れてみると……おお、やっぱりこの食感だ。
イカの身とはまた違う、コリッとした独特の歯応えがあって、噛むほどに魚介の旨味が広がってくる。
しかも、黒いクチバシは丁寧に取り除かれているから、食べる側がいちいち硬い部分を避ける必要がない。
ここは商品としてかなり重要なポイントだ。

そこへ醤油ベースの和風味とニンニクの風味が加わることで、魚介系パスタとしての旨味にパンチが出てくる。
昆布やかつおなどのだし感も重なり、単純な「イカ入りパスタ」では終わらない味の奥行きがある。
何より、いかとんびのコリコリ感がパスタの中でちゃんとアクセントになっている。
普段食べているパスタとは違う食感が入ることで、最後まで箸……じゃねぇ、フォークを止めさせないタイプだな、こりゃ。
旨ぇ!!文句なしの完敗だぜ。
■まとめるぜ!
「ニンニク風味のいかとんび和風パスタ」は、北海道・福島町の水産加工の現場から生まれた、かなり個性の強い冷凍パスタだ。
いかとんびという特徴的な素材を活用し、手作業で食べやすく加工。
北海道産のしいたけ、にんじん、千切り昆布を合わせ、醤油と魚介だしをベースにニンニクを効かせ、さらに湯せん5分という手軽さまで持たせている。
珍しい素材を使っただけじゃねぇ。地域の水産業が抱える課題を、新しい食卓の一皿へと変換しているところに、この商品の本当の面白さがある。
富山でキャラクター性のある「ぶたまん」に出会ったと思ったら、北海道では「いかの口」をパスタにしちまう。
ご当地冷凍食品の世界、とことん奥が深ぇじゃねぇか!
そこんとこ夜露死苦!
■ココで買えるぜ!






