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テーブルマーク うどん、お弁当、業務用好調~新市場に挑戦:吉岡社長、松田新社長年末会見


「おからこんやくで作ったカツ」(テーブルマーク「BEYOND FREE」ブランド)で作ったカツサンド!です。

食べました! とんかつの歯ごたえに比べれば弱めですが、普通においしいです。


「おからこんやくで作ったからあげ」(同)。これは試食した専門紙記者団が絶賛。見た目も味わいも、ほぼ”とりから”です。しかも、あっさりとした味わいで好感度高いです。いずれも12月新発売のアイテム。

テーブルマークが自社運営オンラインショップ「食+(ショクタス)」で販売している、「BEYOND FREE」ブランドの合い言葉は「おいしさで選ぶフリー食」です。

つまり、「おからこんにゃくで作ったカツ」も「おからこんやくで作ったからあげ」も。動物性食品フリーで、しかもおいしさを犠牲にしていない商品。

テーブルマークの年末記者会見後の懇談会は、同ブランドの試食も兼ねての情報交換会でした。

同会見では、吉岡清史社長(2024年1月1日付アドバイザー就任)による2023年の振り返りと、2024年1月1日付で新社長に就任する、松田要輔常務執行役員営業本部長による方針発表がメインイベントでした。


緊張感のある新旧社長2ショット写真撮影、

記者団が一通り撮り終えたら、緊張がほぐれてニコニコと握手、というなごやかなムードでした。

同社の今年度(2023年12月期)は、年初に「食事をうれしく、食卓をたのしく。」と掲げた『JT加工食品事業パーパス』を策定した年でした。「パーパスには、単においしいという価値を届けるだけではなく、期待を超える驚きとか、新たな食との出会いなど、うれしい食事を届け、そして、大切な人と一緒に食べる喜び、笑顔をもたらす楽しい食卓をお届けして、お客様の心豊かなひとときを我々、JT,テーブルマーク、富士食品工業が一丸となって生み出し続けていきたい、という強い想いを込めています」と吉岡社長。

また、吉岡社長は、茨城の工場(グループ工場㈱サンバーグ)に本格的な石窯オーブン設備を導入して試運転段階であり、新年春に新商品(業務用、ハード系食事パン)を発表予定であることを発表。9月1日付で新組織「BEYOND FREE推進室」を新設したことに触れました。食の制限を持つ人々(卵、乳、肉、塩分、糖質など)に対し、それらをカットしながら本格的な味わいを提供することをコンセプトとする「BEYOND FREE」。高付加価値を生み出す同ブランドへの注力方針を語りました。


新社長就任に向けて松田常務は、今年度の業績を振り返ると共に、新年度方針、抱負を語りました。
2023年度は、「本場さぬきうどん」をはじめ、アッパーグレードの「丹念仕込み 本場さぬきうどん」シリーズも好調が続きました。2024年度は、うどん発売50周年を迎えることから販促企画など盛り上げていく方針です。

今年は、お弁当商品も15%アップと伸長しました。

秋の新商品「まるぐ」ラーメンは、具材たっぷりがコンセプト、DJ K00氏を起用したTVCM投入も高く評価されて好調です。また今年は業務用需要も回復して前年比115%を超える業績推移と松田常務は語りました。

新年度方針で注目したいのは、新たな市場への挑戦、です。BEYOND FREEブランドの拡大、そして海外市場拡大への挑戦を示したことでした。海外市場への取り組みは、国内製造品の輸出と中国の工場製造製品の同国内販という2つがありますが、近年は国内生産品の輸出、主に北米向けが伸びていて、玉うどん、パックごはん(常温)に次いでお好み焼もと品目を拡大しています。冷凍うどんについては、国内か海外かと販売先を悩むほど、海外向けが伸びてきているとのことです。

松田常務は新年度抱負を語るにあたって「甲辰の年。辰年は努力が実る年」と語り、辰年での躍進を振り返ると共に、「吉岡社長には過去3年、たくさんの種をまいていただいた」と感謝、「環境変化に柔軟に対応していく会社にしたい。ニーズの変化に対してお客様からの期待を超える価値を提供していきたい」と語りました。


「BEYOND FREE」ブランド商品が並んだ懇談会で、武田淳一BEYOND FREE推進室長。イチオシ商品という「豆乳クリームロールケーキ」を手にニッコリ。確かに、おいしいフリーデザートでした。

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