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ケンミン食品・小田垣商店 兵庫県・丹波篠山産「丹波黒枝豆」2023発表会 今年は「黒枝豆のビーフン ペペロンチーノ風」も発売


ケンミン食品㈱の篠山工場で開催された、2023年産の兵庫県・丹波篠山産「丹波黒枝豆」発表会でのフォトセッション(10/27)。黒豆卸最大手の㈱小田垣商店小田垣昇社長㊧とケンミン食品㈱高村祐輝社長です。小田垣商品が供給する原料で、ケンミン食品篠山工場が丸一日をかけて生産する冷凍黒豆の枝豆は、今年6年目の発売。普通の枝豆とは全く違う、大粒で、まるで栗のようにホクホクした食感、甘み、旨みが特徴の丹波黒の枝豆です。


今年は2.2tの原料を使用して、ケンミン食品が販売する「丹波篠山産 丹波黒枝豆200g」4600パック(写真㊧:12月から、公式通販で1100円、篠山工場前冷凍自販機にて1000円で販売)、小田垣商店が販売する「丹波篠山産 丹波黒豆のえだまめ150g」(写真㊨:7400食)を製造しました。

さらに今年は初の試みとして、ご当地ビーフン「黒枝豆のビーフン ペペロンチーノ風」(180g)を数量限定、約2000食を開発しました。ケンミンオンラインショップ(2食パック600円)と篠山工場前冷凍自販機(同500円)で販売します。

丹波黒枝豆の甘みとにんにくの風味がマッチした、美味しい焼ビーフンです。使用している黒枝豆のむき身は、製造工程でどうしても発生するさやから出てしまった黒枝豆を使用しています。従来はケンミン食品直営のレストランでサラダに利用したり社員に配布するなどしていたものですが、フードロスを減らそうという考えから開発にいたりました。同社がかねてより取組んでいる、全国47都道府県ご当地ビーフン開発の一環としても、マッチする企画です。

 

また、新しい冷凍黒枝豆の世界が広がりそうです。

この2社共同事業は、1年に1度、10月初旬の約2週間しか味わうことのできない丹波黒の枝豆の美味しさを広く伝えたい。冷凍なら全国へ、また世界へ黒豆の枝豆を通じて丹波篠山の魅力が情報発信できる、という小田垣氏の強い想いが発端。その想いをケンミン食品高村社長が受け止め、工場の地元貢献の想いが重なってスタートしました。

2017年はテスト、2018年に本格生産を開始しています。選別に1日、製造は通常製造を1日空けるという、すごいプロジェクトです。上の写真は、発表会で今年の「黒枝豆のビーフン」製造風景を動画で紹介しているところ。「貴重な黒枝豆なので、1食ずつ手作業で入れている」(新田優貴マーケティング部開発課長)と、これも手をかけた丁寧な製造作業です。

発表会の冒頭挨拶した小田垣社長は、まず篠山工場挙げて1日がかりの製造に感謝。そして「黒枝豆の生産は”苦労豆”と言われるほど大変な作業。加えて今年は6月の雨、7月の干ばつ、収穫時期も遅れるなど過酷な生産状況でした。生産者の皆さまのご努力あって良い豆が育ち、量の確保もできました」と感謝の言葉を述べました。

記者団には、生鮮の枝豆をゆでたものと冷凍枝豆をゆでたものが比較試食で提供されました。ほとんど差が分からないという自信のある試食提供ですね。確かに、味わいの違いはあっても、どちらも美味しくて、どっちがどれなのか分かりません。ビーフンもにんにく風味がよく合って美味しく仕上がっています。

発表会の最後に挨拶した高村社長は、「2016年、当時は常務だった小田垣社長の熱い想いに共感した。毎年事業拡大を目標にしてきて、今年は過去最高です」と事業拡大の喜び、ご当地ビーフン新商品の誕生を喜びました。

★2025年春に焼ビーフンの省人化新ライン設置へ

また、高村社長は、現在常温倉庫になっている旧ビーフン製造工場跡の建物(写真㊤)を利用して、焼ビーフンの省人化・量産型新ラインの建設計画を発表しました。2025年春の稼働予定です。現工場には量産ラインと小ロットラインがありますが、小ロットラインを残し、新設の量産ラインを導入する計画です。余裕のできた工場での新規生産品も検討していくとか。どんな製品が開発されるのか、期待が高まります。

 

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