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『冷凍食品についての素朴な疑問シリーズ』 Q.中国産食品の安全性ってどうなっているの?

『冷凍食品についての素朴な疑問シリーズ』

Q.中国産食品の安全性ってどうなっているの?

A.中国からの輸入食品の違反率が一番低くなりました。

過去2回にわたって中国食品の安全性について、厚生労働省の輸入食品監視統計を引用して、中国から輸入される食品の違反率は他の国と比較して決して高くないことを説明してきました。

そしてその後最新の平成29年度のデータを基に再度確認したところ、届出件数が5万件以上の輸入相手国8ケ国(中国、アメリカ、フランス、タイ、韓国、イタリア、ベトナム、オーストラリア)のなかで中国の違反率(検査件数に対する違反件数)がとうとう最も低くなったことがわかりました。その結果を下の棒グラフに示します。

このグラフからわかるように、製造工場の管理状態を反映しているとみなされる違反率ですが、中国が8ケ国の中で最も低く、それに対しオーストラリア、アメリカ、あるいはタイなどは中国に比べ高いことがわかります。平成30年度の結果はまだ公表されていませんが、平成31年2月までの結果をみると同様に推移しているので、おそらく平成30年度も同じ結果になると推定されます。

そこで改めて、過去からの各国の違反率の推移を平成16年度から平成29年度までグラフにして比較してみました。

太い赤線が中国で、平成16年度はベトナムを除いた群の中では高い方に位置していましたが、その後、徐々に減少し平成29年度には平成16年度に比べ半減(正確には44%に減少)していることがわかります。元々違反率でみると中国は高くなかったのですが、現地の日本向け食品を生産している工場での衛生管理、残留農薬管理を中心に日本企業の指示のもと、継続的に改善が進められてきた結果であると思います。

現在、中国は世界第二位の経済大国ですが、中身も真に先進国にすべく国民生活の向上に取り組んでいる状況と思われるので、今後ともこうした違反対策にも対応していくことが期待されます。


鳥羽 茂 氏(とば・しげる):東京工業大学大学院卒業後、味の素㈱入社、商品開発業務、調理食品研究所長を経て味の素冷凍食品㈱で品質保証業務に従事、同社定年後約7年冷凍野菜専業の大手企業、ライフフーズ㈱で品質保証業務に従事。神奈川県食の安全・安心審議会委員(現)

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