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2022年冷凍めん生産食数 再び20億食超! 市販用2割アップ、特に「中華めん」は3割アップ(日本冷凍めん協会)


日本冷凍めん協会はこのほど、「冷凍めん年間生産食数調査」2022年(1月~12月)結果を公表しました。発表によると、2022年の冷凍めん生産食数は、20億416万5千食で前年比12.2%増。これは2020年実績の20億943万7千食に次ぐ史上2番目の数量です。2021年の落ち込み(17億8669万8千食)から再び20億食超レベルに回復しました。調査対象は、冷凍めんを製造している企業42社で、調査依頼39社、同協力38社です。
日本冷凍めん協会では伸長の要因を、「下期(7月-12月)に業務用の生産が回復。市販用は値上げがありましたが、変わらず生産食数で伸びたこと」とみています。
業務用の生産食数は8億1503万2千食で前年比100.7%、市販用は11億8913万3千食で同121.7%。市販用の生産食数は2020年を上回って過去最高数値です。


冷凍めん最大カテゴリーの「うどん」は、今回11億食台に回復しました。具付きめんの好調に加えて、昨年はメーカー各社から、「玉うどん」の伸びが著しいという声もよく耳にしました。価格が上昇しても、とてもリーズナブルで美味しい、アレンジ自由の主食商品、と評価が高まっているようです。

うどんの生産食数内訳を見ると、市販用が前年比108.9%と伸びています。全体11億食のうち、加工区分では「素材めん」が9億8900万食と圧倒的に多く、前年比100.9%。「セットめん・調理めん」(具付きめん)は107.7%と伸びました。


大きな伸びを示しているのは中華めんです。なんと、前年比120.7%、3億5200万食。特に市販用は130.7%とすごい伸びです。冷凍ラーメンのブーム、昨年中頃から顕在化してきてましたね。加工区分別では、「つゆ付きめん」が分母が小さいですが332.1%と3倍以上になっています。


市販用が7割以上を占めるパスタも3年連続で伸長、2億1700万食、前年比117.2%と二桁アップでした。

さて、冷凍めん協では、今回の調査から、「工場出荷額」の調査項目を加えています。2022年度の出荷額は、1148億2千万円。内訳は、業務用429億3千万円、市販用718億9千万円です。業務用37.4%:市販用62.6%です。
生産食数では、業務用40.7%:市販用59.3%です。業務用冷凍めんは、素材めんが95%を占めていますのでその差が納得できます。

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