【特集】サステナブルな未来を考えながら美味しくいただく冷凍食品「Grino」

2020年から注目されている食品業界の一大トレンドといえば、大豆ミートなどを活用したプラントベースフード。植物由来の原料のみで作った食品を言います。鶏、豚、牛など肉に代わるもの、日本語で「代替肉」と呼ぶことから、お肉が大好物という方は、なんか美味しくなさそう、、、と敬遠しがちですが、今回スポットを当てる『Grino(グリノ)』は、美味しさを重視した冷凍プラントベースフードの宅配ブランドです。植物性を表す「グリーン」と「イノベーション」、その実現に冷凍食品が活躍しそうです。

「Grino」公式サイト

確かに、“美味しい”というコンセプト通り、見た目以上に美味しく、驚きました。それもそのはず、商品開発には、「冷凍王子」こと冷凍生活アドバイザー、西川剛史さん(野菜ソムリエプロ)が当初から関わっています。ちょっとこれは、プラントベースフードのイメージを覆すブランドになるかもしれません。

★「美味しい」を第一のコンセプトにしたプラントベースフード★

さて、「菜食主義」、「ベジタリアン」、「ヴィーガン」と聞いても、あまり関心が持てないなぁという方でも、地球温暖化現象、CO2削減、環境対策、SDGs(エスディジーズ:国連による持続可能な開発目標)といった言葉には、敏感ではないでしょうか。近年、地球温暖化が主要因とされる自然災害が多発しています。実は、プラントベースフードを選ぶことは、地球環境に優しい消費行動なのです。

「小学生と保育園児、2人の子供を持つ父親として、彼らの30年後、40年後の地球はどうなっているのかと考えた時に、自分ごととして環境の問題に取り組まねばならないと思ったのがスタートでした」と語るのは、冷凍プラントベースフードの宅配ブランド「Grino」を立ち上げた細井優社長(Red Yellow and Green株式会社社長兼CEO)です。

細井社長は、東京・池袋生まれの38歳。高校卒業後米国留学してサンノゼ州立大学を卒業、2008年Appleに入社、という新卒からIT一筋のキャリアパスを歩みます。ところが、六本木ヒルズのオフィスに勤務していた時代、元気なスポーツマンの同僚が血管系の病に倒れました。食欲モリモリで少し体重オーバーな30代半ば。それを契機にサラダを中心にしたランチを心がけるようになります。でも忙しくてNYスタイルのサラダショップに行く時間も無く、買い物する時間も惜しい。「自分自身がほしいもの」を創造すべく独立し、2016年に企業向けサラダランチの定期配達事業を起業します。

★IT一筋からの転機~自身が求める食事を創造する★

ところが、都内で順調に事業を広げていた矢先、新型コロナウイルス流行という大きな壁に当たります。テレワークが普及すれば、今後売上の伸びは見込めない。

ならば、家庭の台所へ。ストックできる冷凍食品として身体に良いものを、と新規事業創造による転換を図ったのが「Grino」です。事業立ち上げの経緯を細井社長にうかがいました。

-「Grino」メニューをわが家の食卓に乗せてみましたが、好評。美味しかったです。

細井社長 嬉しいですね。

「美味しい」こと、「利便性がある」こと、「人と環境の未来に役立つ」ことを考えてメニュー開発を進めています。

-オフィス向けサラダ配達事業から、プラントベースフードの宅配事業へ。素早い事業転換ですが、理念は一環していると思います。

細井社長 サラダベースのランチをオフィスで食べ始めたとき、2ヵ月で体重は9kg減。さらに午後眠くなりにくいという効果を実感しました。最近「第2の脳」といわれているのが腸。腸内環境を整えると、精神の安定にもつながるという報告もあります。ただ、コロナによって事業は再考せざるを得ない状況になりました。

2020年春頃から考え始め、夏には、プラントベースフードの宅配事業という明確な事業のイメージを固めました。植物性の健康に良いものを届けるサービス、という点で、文脈は同じだと思います。さらに学んでいくうちに、畜産事業が地球環境に与える大きな影響、その排出する温室効果ガスは、全世界の交通機関が出すCO2 排出量に匹敵する、という事実も知りました。自動車の電動化と同レベルで、プラントベースの食事に切り替えていくことが、地球環境を守ることにつながります。

食べることがソーシャルアクション、それを伝えることで環境負荷低減の役割を担いたい、と決意しました。

-宅配に冷凍食品を選択した理由、西川剛史さんとの出会いを教えてください。

★冷凍生活アドバイザー西川剛史さんと共同開発★

細井社長 フレッシュな食事を届ける手段として、急速冷凍した冷凍食品が最も優れた手段だと思いました。きっかけは、西川さんが商品開発に携わっている幼児食宅配事業「homeal」を知ったこと。すぐ西川さんにコンタクトを取りました。昨年8月でした。

(ここで西川剛史さん写真㊧がひとこと)「細井社長は非常に研究熱心で敬服です。自ら納得のいく食材を求め、見つけてくる、というところもスゴイところ。美味しいものを作りたいという意欲も強く、ぜひ積極的に協力したいと思いました」

細井社長 西川さんと市販されている様々なプラントベースフード(主に大豆ミートが使用された商品)を集めて、試食しました。その多くが、味が濃く、しつこい、美味しくない、というのが第一印象でした。ヴィーガン食の方々にもインタビューをしましたが、その食スタイルは様々で細分化されていました。しかし、外食に困っていること、家で手作りはしているが、たまにはレトルト食材などを利用していて、味わいに不満があることが分かりました。

人づてにいろいろと情報を集める中で、大豆たんぱく原料も様々と知り、中でも優位性のあるデンマーク、香港のブランドの原料を選択しました。さまざまな希望に応えてくれるOEM先のシェフとも、ありがたい出会いでした。昨年12月にはメニュー候補を出してもらい、西川さんとのミーティングでクリスマスが過ぎていきました。今年1月から試作品に取りかかり、4月末まで繰り返し。もちろん、動物性の調味料類も一切使わず、素材からの旨みで、コクのある満足感が得られるように考えていきました。最終的に第一弾、10品を決めて、6月の事業スタートとなりました。共同開発・監修:冷凍生活アドバイザー西川剛史(株式会社えだまめ執行役員)という、こだわりがあり、レベルの高い商品作りができました。

クラウドファンディングを実施し、1ヵ月で目標を達成しました。手応えを感じています。

【販売中のメニュー例】

8種のゴロゴロ野菜カレー


ご飯が進むオムニミートの広東風麻婆茄子

Naturli’のハッピーチキンチリソース

海苔香る大満足ボリュームキンパ

-宅配サービスのシステムを教えてください。

細井社長 初回のお試しセットをいくつか設定しています。また、納得いただいたら、単品で注文もできますし、定期便もご利用いただけます。「定期購入プラン」4パッケージセット/2980円、同6パッケージセット/4280円です。プラス送料。オリエンタルベジタリアンの皆様に対応した『五葷不使用』(五葷:ごくん=ねぎ、らっきょう、にら、にんにく、玉ねぎ)のセットも設定しています。

購入してパッケージのQRコードをスキャンすると、オリジナルのラジオ番組が聴けます。食事をしながら食と環境保護に結びつく情報も発信しています。
「Grino」ラジオ番組 Podcast

-ソフト面の取り組みも進めていらっしゃるんですね。今後の目標をお聞かせください。

細井社長 ベジタリアンの皆様の食事作りをサポートする美味しい料理を提供すること。ベジタリアンでなくても、例えば週に1回は、Grinoを食べることによって、地球の未来に結びつくアクションとしてほしい。そんな身近な選択肢としての提案を続けていきたいと思っています。「おいしい選択肢」を増やし、結果として社会の役に立つ。「地球とあなたに、おいしい選択肢。」というコンセプトを大事に、広めていきたいです。

-私たちと子供たちの未来のために、メニューをフレッシュに届けることができる冷凍食品が、その一端を担う訳ですね。頑張ってください。応援しています。

Instagram「Grino」

Instagram「菜食のチカラ」

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