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「あずきバーは、なぜあんなに硬いのですか?」 「よけいなものを入れないからです」

引き続いて、WF-NET(食品業界女性経営者ネットワーク)の三重研修の話題です。一行は9日午前、鈴木英敬三重県知事との懇談し午後は津市の井村屋グループ本社・工場を訪問しました。同社工場の敷地は6万㎡。東京ドームがすっぽり入ってお釣りが来るぐらいの広さです。敷地内には、アイス、菓子、食品、肉まん・あんまん、豆腐など7工場があります。アイスは、もちろんおなじみの「あずきバー」が看板商品。2016年度は2億5,800万本も売れたそうです。WF-NETメンバーの同工場訪問は9年ぶりの2度目ですが、積極的な投資による進化ぶりに多くのメンバーが感嘆でした。2015年にバイオマスボイラが稼働し、環境負荷を低減してかつ、コストダウンを実現しています。

「あずきバー」ラインの見学通路です。年間5千人の小学生が工場見学に来ます。あ好きバー工場は、4年生の副読本になっているそうです。今の時期、2交代でフル稼働生産、「ラインに人がいませんね」と感心する生産体制は、生産性、衛生管理面からみて理想的。メンバーの一人が「あずきバーってなんであんなに硬いんですか?」と率直な質問。「よけいなものを入れないからです」。一同、「なるほどー!」

昨年は、全自動の立体倉庫「アイアイタワー」が完成・稼働しました。

コンベアで工場から製品ダンボールが自動搬入されます。

8℃の環境でロボットがきびきびとダンボールをパレットに積んで自動格納。必要に応じて自動出荷します。最上階は、社員食堂「アイアイラウンジ」。日本の伝統色と自然光との調和をコンセプトにデザインされています。

アイスは食べ放題。

食堂運営はグリーンハウス。同社田沼恵理常務㊨は、WF-NETメンバーです。

井村屋グループの大西安樹代表取締役社長(COO)です。

「今年は創業120年、会社設立70周年の節目の年。あずきバーシリーズは昨年4月に10%の値上げをしましたが、販売本数は伸びて2億5800万本に」

子会社で運営する託児所「アイアイキッズルーム」です。「女性活躍推進の一貫。出産後も働いてほしい」(大西社長)ということです。

節目の年を迎え「コツコツカツカツ足元から、そして将来を見据えた施策もバランスよく」(浅田剛夫代表取締役会長 CEO)。

本社工場では、今年7月に、点心・デリカ工場が新規稼働する予定です。

ヒット商品「ゴールド肉まん」。生地は二段発酵、厳選素材など専門店レベルのハイグレードな味わいが受けています。このラインを増設するほか、長年の生地製品製造技術を生かした新たな惣菜商品を拡大していくのが新工場の狙いです。

今回の視察企画幹事、中島伸子氏は井村屋グループの代表取締役副社長。今年春に代表権を得て同社のNo.3です。

北陸の一支店から抜擢されて、東京へ赴任したのが、3人目のお子さんが大学受験を終えたとき。「とにかく働く!」というのが社内外の評価。昔も今も変わりません。「今日はおニューです」という白いスーツ、にこやかな笑顔、素敵です。

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