業務用冷凍食品

「EUROPEAN VEGETABLE」充実、新産地ベトナムからサツマイモ~冷凍農産物NO.1ノースイの川口農産事業部長にうかがいました


冷凍のソラマメです。慣れ親しんでいるソラマメよりかなり小粒です。1粒1g強ほどのかわいい「欧州産ソラマメ」。冷凍野菜取扱量NO.1、㈱ノースイの業務用「欧州産ソラマメ」(500g)です。え?業務用?と驚くぐらいのオシャレなパッケージですね。
サンプルをいただき、茹でて食べてみると良い感じ。10分くらい熱湯で茹でるのですが、皮ごと美味しく食べられるのです。しかもクセがなく、かなり食べやすいソラマメ。これはサラダにトッピングすると喜ばれそうです。
春夏のメニューとして、パスタの具にしても鮮やかな緑色が爽やか。イタリアンメニューに向いている冷凍野菜のようです。煮た場合はどうだろうかと先日ポトフの中に入れてみましたが、これも美味しく、かつ彩りも良くなりました。

ノースイでは、今春からヨーロッパ産冷凍野菜を『EUROPEAN  VEGETABLE』シリーズとして提案しています。
ソラマメの他、ポテト(ポム)、キャロット、豆類、ほうれん草など現在10アイテム。ブロッコリー、カリフラワーも発売予定です。パッケージもパンフレットも、良いセンスでまとめていて、通常の業務用販売の他、キャッシュ&キャリー店舗でも販売できる仕様(JANコード印刷)です。ヨーロッパ系料理に向く欧州産ポテト(ポム)製品は需要が伸びているようです。

欧州産野菜に注目して、ノースイを訪ね、川口 智執行役員冷食事業本部農産事業部長に取材対応をいただきました。「欧州産ソラマメは旬が7~8月。10~15㎜程度の小粒なものを揃えて、ベルギーの工場で加工・急速凍結されたものです」

「日本の生鮮野菜に無い食材で新規性があること、皮ごと食べられるので剥く手間が要らないソラマメとして春夏シーズンに提案したい」とのこと。

業務用マーケットで今、最も深刻な問題は人手不足。人手をかけず調理オペレーションを簡便にできる食品が求められています。生鮮野菜は、洗って皮をむき、カットしてからと調理まで何段階も下処理が必要ですが、その手間を省ける、また、生ゴミもロスも出ない冷凍野菜の活用が進んでいます。冷凍野菜のほとんどはブランチング(下茹で)済みで加熱時間も短くでき、生からの調理より時短できる点もメリットです。

手間のかかるたまねぎでは、カット不要の冷凍たまねぎで涙ながらの作業が不要となります。ノースイでは『オニオンズ』ブランドでシリーズ化し、いろいろな料理に合わせて、スライスカット、ダイスカット、短冊切りなど各種品揃えして、調理現場のニーズに応えています。

さて、2月に開催された「三菱食品業務用展示会2024」では、業務用ユーザー向け企画提案ゾーンで、同じメニューを比較する“食べ比べ”が人気を博していました。生鮮野菜を使ったもの、冷凍野菜を使ったものの比較試食は、いまどきのニーズを反映して注目されました。

その中でポテトサラダの食べ比べは、生鮮野菜のキュウリとノースイの「カンタン菜園 きゅうりスライス」が使われました。

比較することでその違いを感じることができますが、冷凍のポテトサラダでもキュウリはシャキッとした歯ごたえがあり、単独で食べれば違和感は無し。結論はどちらも美味しく食べられるという再認識、です。ポテトは生鮮・キュウリは冷凍という選択も可能。手間とコストを考え、調理現場の事情に合わせて選択できるという興味深い提案でした。

生鮮と同じように冷凍野菜もうまく活用すれば美味しい、という認識が浸透してきました。「近年は老健施設向けに冷凍野菜の需要が伸びています」と川口事業部長。




小さくカットした冷凍野菜『プチベジ』シリーズ、さらに細かくカットした『ミリベジ』シリーズは、通常の料理具材として活用するほか、介護用の「刻み食」への利用も進んでいます。

ノースイの今年の新たな取り組み、ベトナム産冷凍野菜新商品の取り組みについてもうかがいました。
今春の新開発商品は、さつまいもです。天ぷら用など料理素材としてカットしたもの、さらに“糖漬け”加工したものを品揃えして2月から本格発売しました。新規ニーズをつかむ商材として期待されています。


「糖漬け さつまいも乱切り」

「糖漬け さつまいもスティック」

いずれも、原料のさつまいもは、日本の紅あずま系の品種。“糖漬け”製品は控えめな甘味を加えることによって、素揚げするだけでスイーツ系メニューやおつまみに活用できます。カリッとした食感があり、バターとの相性がかなり良い商品です。

「世界約30カ国、120~130工場との連携が当社の強み。マーケットに需要があるものを開発する、マーケットインの発想で業務用ユーザーに役立つ商品を提供していきます」と川口事業部長。同社の冷凍農産品取扱量は7万1000トンを超えている業界トップ。家庭用の比率は少ないながら、コロナ禍以降北海道産枝豆、ポテトなどを中心に需要が伸びています。より美味しく、より使い勝手の良い冷凍野菜、時短ニーズに応えるさらなる開発商品が期待されています。

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