業務用冷凍食品

「時短」「見栄え」トレンド、業務用もマスト(ヤグチ秋季見本市)

テーマ展示「時間短縮」×「見栄えアップ」 見て、食べて納得の現場は、業務用総合卸・㈱ヤグチ主催「2018 ヤグチ秋季見本市」(7日、池袋サンシャインシティ・ワールドインポートビル展示ホール)です。業務用商品の販売関係者が1日で約3500人訪れる春秋恒例の商品見本市です。

時短、見栄えというニーズは、主婦&女子だけのものではなく、外食・給食など業務用の世界でも同じ。深刻な人手不足に悩む外食産業。しかし、そんな中でも外食の楽しみである「美味しさ」と「ハレ」の雰囲気を提供できるよう、工夫をこらしたメニューを提供しなくては生き残れない。今回の見本市は、そんな外食産業の応援団として、卸もメーカーも頑張る!!という熱い思いが溢れていました。会場を見て回ると、試食一つひとつ、とても真剣、です。

テーマ展示コーナーでの試食品の一例、「ガーリックライス 蒸し鶏ラー油がけ」の場合。冷凍食品のガーリックライス活用を訴えています。今や炒飯に限らず冷凍米飯が美味しいのは当たり前。プロの技を研究し尽くしたメーカーが商品開発していますから。それに、ご飯商品は冷凍適性に優れています。

ならば、テーブルマークの業務用「ガーリックライス」をレンジアップして、厨房での調理を「時短」。作業時間を短縮できる、ということは、人件費コスト削減ができ、その分メニューは具材を増やし「見栄えアップ」ができる!となるわけです。ラー油は「食べるラー油」ですね。過去一世を風靡した食べるラー油は、昨今のしびれるほどの「マ―(麻)」の辛さブーム到来で、注目商材になっています。

「冷凍食品をはじめメーカーが非常に良い下処理済みの商品を開発しているのだから、今までの方法にこだわらなくても美味しいものが提供できます。良いものを活用して、短縮できた時間はお客様に喜んでもらえるメニューを考えることに使ってはどうか」と今回の見本市の訴求ポイントを語る栗栖社長です。

 

業務用の製品は日々進化。冷凍ケーキは、使いたい大きさにカットできるフリーカットタイプが長年人気を得てきましたが、、、、人手不足の折柄、今やカット済みの方が人気?!味の素冷凍食品のブースです。

こちら、テーブルマークの業務用冷凍デザート人気シリーズ。同社では見栄えの良い提供方法を研究する社内研修会を継続実施しているそうです。

デルソーレ・ブランドでおなじみ、ピザ、ナン、フォカッチャ、トルティーヤなど『小麦ごはん』専門メーカー、ジェーシー・コムサでは、スピーティーにサーブできるワンハンドメニューに今年は力を入れています。

リトアニアの協力工場、マンティンガ社からのバゲット商品も販売強化。焼成済みの冷凍フレンチロールやバゲットは、短時間で焼き立てパンが提供できる期待商品です。

ヤグチのオリジナル開発商品「YGC」でも、冷凍食品を活用した時間短縮&見栄えアップの提案試食。

「見栄え」の工夫2品。この主役というか脇役?は冷凍ポテト。ラムウエストンの今年の提案、LOADED FRY(ローディッド フライ)メニューです。トッピングではなくドサッとのっけるというメニュー提案です。ポテトが美味しい料理に変身。

こんな工夫も楽しいです。業務用の技を盗んで、お弁当やホームパーティに活用できます。LOADED FRYの情報は、本サイトの「いも」の部屋でもご紹介しております。

 

 

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