フレイル予防、クックデリ「粥プラス 肉みそ」~高齢者施設向け食品で初めて最適化栄養食®認証
高齢者施設向け完全調理済み冷凍食品メーカー、クックデリ㈱(大阪市、鷲谷健社長)は6月22日から、一般社団法人日本最適化栄養食協会(伊藤裕理事長:慶應義塾大学予防医療センター特任教授・同大名誉教授)が定める「最適化栄養食®」で、初の高齢者施設向け食品として認証を受けた「粥プラス 肉みそ」(1袋265g=5人前)を発売します。
「粥プラス 肉みそ」は、お粥にトッピングすることで33種類の栄養素がバランスよく整う冷凍食品です。調理は袋ごとボイル解凍してお粥に沿えるだけ。
人手不足に悩む高齢者施設の調理現場では、特に朝食提供時間の人手確保が深刻な課題とのこと。新商品は、お粥だけでは不足しやすい栄養素をしっかり整えることができる、お助け食品として注目を集めそうです。
商品の原材料は、ほうれん草、大豆たんぱく。豚ひき肉、味噌、中鎖脂肪酸(MTCオイル)など。お粥200gに「粥プラス 肉みそ」53gをトッピングしたメニューの主要栄養成分は、エネルギー303kcal、たんぱく質15.0g、食物繊維4.7g、カルシウム165㎎、ビタミンD2.7㎍。

お粥トッピングの他に、ドリアの具材、中華のパオ(包)サンド、ジャージャー麺のみそ、肉みそピザトーストなど幅広くメニューに活用できます。
発売に先立ち、クックデリは6月10日、都内で得意先向けの発表会を開催しました。

発表にあたり冷水(しみず)健一常務取締役は、「高齢者食のセーフティネットを築く」という同社ミッション、「世界からフレイルをなくす」という目標を紹介しました。フレイル、つまり加齢によって心身の状態が衰えた状態(観光な状態と要介護の中間)を予防する食品について、日々研究開発をしてきた一つの成果として、新商品「粥プラス 肉みそ」を紹介しました。
クックデリは、2016年9月に設立し、現在毎日22万食を約7,000施設に届けています。クックデリ商品を使用することで、「刻み食だった方が一口大カットの食事になったといった報告を受けます。社内では『ご利用者様のよき変化』と呼んでいます」、「完調品(完全調理済み食品、主に冷凍食品)のニーズはますます広がっていきます」(冷水常務)とのことでした。
発表会では、日本最適化栄養食協会の伊藤理事長、同協会標準化委員会の本田佳子委員長(女子栄養大学名誉教授)、同協会の前島秀樹事務局長が登壇し、出席した施設経営者や管理栄養士が熱心に耳を傾けました。
伊藤理事長は、「食によるウェルビーイングの実現」と題して講演しました。それによると、肥満、低栄養、フレイルといった食による未病状態に適切な栄養摂取で介入、是正していくことが重要で、「1日1食だけでもカロリーに応じて必要な栄養素がバランスよく調整された食をとること」による効果を説明。これまで15企業が「最適化栄養食」認証製品を販売し、2025年度末時点で認証製品出荷数は、約5,400万食になっています。また、災害関連支援、こども支援、自治体との連携など幅広い活動も紹介しました。
本田委員長は、「高齢者の栄養ケアマネージメントの最前線」と題して講演、「高齢者の食は質以前に量が重要。むしろ多めにとること」の重要性を最新の知見から説明しました。

クックデリからは、「粥プラス」の説明や、クックデリ商品のラインナップの紹介がありました。
また、前島事務局長のMCで開発の背景を披露するトークセッションも行い、介護湿雪向け初の最適化栄養食について、理解を深める会となりました。
参加した栄養士によると、「大変良い開発商品」「おいしく食べられた。導入したい」という声。「あとは価格」といった声がありました。







