冷凍食品News

イートアンド、日本最大・最速級の「停まらない工場」実現! 関東第三工場稼働

AI、IoTを活用し、「停まらない工場」を実現した、日本最大・最速級の餃子ライン、イートアンドフーズの関東第三工場内覧会に行ってきました!!9月に竣工、11月本格稼働です。

いきなりですが、本邦初公開、これが包装ラインに入る前の「アキューム装置」です。単に速度を調整するものではなく、包装機にトラブルが起こったときに、凍結済みの餃子の品質を保持しつつ、回復するまで自動的にラインから回避・装置内に蓄積していきます。

そして、トラブル解消後、また自動で製品を戻していくという、賢い装置です。

反対側から見たところです。1時間当たり最速4500パック(1パック12個)、日産7万~8万パックが生産できる、大量・最速のラインですから、2連スパイラル凍結機から出てきた餃子トレイは、二手に分かれて2台のアキューム装置の横を通って、包装ラインに流れていきます。

トラブル解決後、ラインのスピードに合わせて、少しずつ、きちんとトレイを戻していく様子には感動!!しました。確かに「停まらない」!しかも従業員はその場所に1名いるだけ。


作業を補うのは監視カメラ。

人間ではなく機械が見て、判断して、調整していくという、すごいラインです。


もう一つの賢い装置は、AGV、無人搬送機です。Automatic Guided VehicleでAGV。下処理済み原材料はAGVが運びます。

この黒いラインを読んで、移動していました。

「キャベツみじん切りの原材料を成型前の保管庫まで運んできたAGV」になりきっているタケムラダイさん(冷凍食品マイスター)です。面白いようなそうでないような、一応笑いましたが、、、、


「餃子オブジェが欲しい!」と冷凍食品愛が炸裂していました。
玄関には関東第二工場・関東第三工場と書いてあります。


手前の丸い窓がある建物が関東第一工場(2012年9月~)、奥の道路をはさんでグリーンのイートアンドロゴが見える建物が関東第二工場(2019年11月~)、その奥が第三工場です。そう、第二工場と第三工場はつながっています。

第二工場の正面から左側にまわると、
第三工場の全体。
裏側からの写真です。線より左が第二工場、右が第三工場。

工場内もこのように、つなぎ目は見えませんが、案内がありました。

今回第一、第二、第三と順番に視察して、徐々に人が少なくなり、スピードがアップしていく様子を確認しました。


第一工場の餃子ライン

第一工場の焼売ライン

第二工場餃子ライン(2ライン)。第一工場に比較して

第二工場の水餃子ライン


ダントツのシェアを誇る「ぷるもち水餃子」。「この弾力のある生地を確かめてほしい」と山本浩専務。
生地、具材、成型と独自の技術が相まって、美味しさを実現します。

つややかでぷるぷる、凍結直前の「ぷるもち水餃子」です。


くっつかず、ゆであげ直後の水餃子が整然と凍結機に進んでいくラインもノウハウが詰まっています。
こんな、近代化された第二工場竣工からわずか3年で建設した第三工場。

今年度第2四半期(4月ー9月)も工場生産量は、関東、関西合わせて1万7142トン(前年同期比106.6%)と伸長、通期生産量は、新工場を含めて約3万5000トン(前期比106.1%)を計画しています。

今年6月には、関東工場、関西工場ともに、食品安全システム規格「FSSC22000」を取得して、安全強化の取組みも進めています。

安全性、スピードを兼ね備えた新工場を作ることで、人気商品の十分な供給体制を確保し、「生産余力を得ることで、次の柱商品育成に着手する」(仲田浩康社長)、というのが、第三工場建設の狙いでもあります。餃子、水餃子、焼売、小籠包に続く冷凍食品自社生産品は何になるのか、楽しみです。

さて、新ラインの紹介に戻ります。

第三工場は、当面焼餃子1ラインが稼働します。具材はこの機械からパイプで成型ラインに自動供給されます。

直列6台。


人がいない!、というのは大げさですが、、、それをサポートしているのがカメラ、チェック機器、コンピュータとの連携。

例えば個数が足らないとラインから自動で出てきますが、ちゃんと機械がチェックしてはじき出します。


カメラがそこかしこに。
「楽しい。ずっと見ていられる」とタケムラさん。
成型ラインの半分は、余力スペース。実は他にも予備スペースがあります。


蒸しライン
羽根つけ工程は撮影NG


2連のスパイラル(らせん型)凍結機
そして、前述のアキーム装置を経て包装、梱包へ。
もちろんかなり自動化が進んでいます。


清浄区画は徹底管理されています。工場見学中に数度消毒。消毒しなければ移動不可なのです。


「排水処理した水で魚を飼えます」とエコフレンドリーな工場を説明する棚橋工場長。
ラストは、試食。




おなかいっぱいの幸せ、いただきました。

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