冷凍食品の歴史

2020年は「日本の冷凍食品100年」 北海道森町で魚の凍結から始まりました 

日本の冷凍食品は2019年で99周年~と日本冷凍食品協会がアナウンスしてきましたが、当然、来年2020年は100周年。先日、記念ロゴマークが発表されました。

数字が変わりましたね。

さて、100年前の1920年(大正9年)の何をもって日本の冷凍食品の始まりというのか、改めて文献など読み直してみました。

始めた方は、日本の食品冷凍流通の生みの親といわれる葛原猪平氏(後に葛原冷蔵㈱社長)。米国の冷凍冷蔵事業を視察した葛原氏は、いよいよ帰国という時、アメリカ人冷凍技師ハワード・ゼンクス親子と共に帰路に就きます。そして、北海道森町に日本初の機械式凍結設備、つまり冷凍工場を建設しました(場所は現在のニチレイフーズ森工場の敷地内)。初めて生産したのは、噴火湾で漁獲された魚でした。冷凍食品というより冷凍魚からのスタート。アメリカ人技術者の指導で作った工場ですが、日本製だったんですね。凍結能力は日産10tと伝えられていますが、実際生産された数はそれより少なかったようです。

その後、1923年に林兼商店(大洋漁業→マルハ→マルハニチロ)がデンマークの技術で、1930年戸畑冷蔵(現日本水産)がアメリカの技術で食品凍結事業を開始しています。

 

 

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