「新しいニチレイロジの姿を見せる」(梅澤新社長)

ニチレイロジグループ本社、梅澤一彦新社長(2018年4月就任)です。5月14日に就任後初のプレス向け事業報告会。表情硬く「笑顔お願いします!」という記者団からの声も。後方で余裕の微笑みを浮かべているのはバトンタッチを終えた松田浩会長です。新社長は1966年生まれ東京都出身、52歳。若返り交代?と思うのは早計で、松田氏も6年前、52歳で社長に就任、6年間、国内にとどまらず海外事業も拡大路線を敷いて引っ張ってきました。『ロジ女』というキーワードで女性活躍の道も切り開きました。今や子会社30社、関連会社7社。もちろん冷蔵倉庫設備能力は国内第1位の147万t、全国シェア9.9%。2位企業のシェアが5.7%ですから、そのダントツぶりが分かります。世界ランキングでも現在第5位です。物流業界は昨今の人手不足の影響を大きく受けている業界。「拡大による事業発展から切り替わる」(松田会長)変化の時代に合わせたトップ交代です。

写真はニチレイグループ広報誌「OriOri」春号の1頁です。そう、人手不足でも知恵とAIなどを駆使して物流品質をさらに上げて、コールドチェーンがもたらす日本の「食」を支える。同社のきめ細やかな低温物流のノウハウを海外でも発揮していくのです。さらに、顧客の満足度(CS)ばかりでなく従業員の満足度(ES)も向上させていく。そんな新しいロジスティクスを実芸していくことが、梅澤新社長のミッションです。

「笑顔を」と言われ、和らいだところで事業報告。この1年、業務改革を推進してきた梅澤氏、大きな成果を挙げました。2018年3月期の連結売上高は1,951億円(前年比4%増)、営業利益113億円(同6%増)です。中でも機関事業の物流ネットワーク事業は、売上2%増、営業利益24%増となりました。効率化によって収支を大きく改善したのです。

今年度も業務改革ではなく「業務革新」を推進していきます。平たく言うと経験と勘の作業を「誰でもできる化」するのだそうです。「RPA・AI自動配車」のシステムが映像で紹介されました。これは、運送受注を受けた内容を基幹システムに入力する作業を人からロボットに変更することにより、人為的ミスがゼロになり、チェックが不要になることからスピードアップを図ることができます。どれぐらいのスピードアップかというと半分以下!。さらに配車は熟練社員ではなく、実績をAIに学習させることによってAI自動配車を行います。それによって、高効率の配車が実現します。効率が良いこと、スピードアップの実現は、従業員の働き方改革にもにつながっていくのです。時代が変わる節目を見たような気がしました。海外の事業は、6月に事業開始となるマレーシア進出などアセアン地域はもちろん、欧州での事業拡大が期待されています。海外事業売上比率は実績18%から近々25%にまで引き上げる計画です。

報告会当日は、立食の記者懇談会も開かれました。

おつまみは、まい泉のサンドイッチ、GODIVAのチョコレートをはじめ、物流受託するお客様からのお取り寄せが中心です。

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