来るね、餃子バトル
「山本さん、すごいの出しますから」「え、松尾社長、それ何ですか? ひょっとして、まさか」「まさか、ですよ」
という会話が昨年秋にあったようななかったような・・・
日本ハムブランドで今春発売される「肉餃子」(12個入=288g、3月1日発売、販売:日本ハムデリニューズ)。
「餃子」ではなく、「肉餃子」であるところに、肉の会社のこだわりが込められています。
国産のチルドポーク100%使用。
ニッポンハムだからできる! 原料パワーを感じます。
羽根もしっかりつきます。
味の素、大阪王将の先行2ブランド製品と同様
『油なし、水なし』でフライパン調理。
餃子の皮には、チキンとポークの旨みエキスで味付けしてあり、タレなしで美味しい!という点が工夫です。
(なぜかって、味の素はタレなし、王将はタレ別添なので、あ・え・て・タレなし、皮に味付けです。細かいな~)
商品名に「肉」と付けるからには、表示の基準、『あんに対して10%以上』をクリアしなくてはいけません。
しかしながら、「数字はヒミツ」(開発担当)。
むりやり聞いたら10%のはるか上の数字でした。
さすが、肉、強し。
ひとくち噛むと肉のジューシー感を感じます。
肉以外は、玉ねぎ、キャベツ、ニラ、しょうが、にんにくの野菜。
さてさて、ご存知、冷凍食品の売上ナンバーワン商品は、味の素ブランドの「ギョーザ」。
1972年、味の素が冷凍食品事業をスタートしたときからの伝統商品で
単品、年間150億円のガリバー商品です。
かつて他のメーカーは、餃子で真っ向勝負しても味の素には勝てない、と思っていて
小さめとか、味の変化とか、いろいろ亜流で取り組んできたのですが、、、、
2009年、「大阪王将」のブランドを前面に、イートアンド㈱が、ベーシックな餃子で市場参入。
そして、「大阪王将 羽根つき餃子」は、いまや売上5位前後に位置づける人気商品になっています。
味の素のギョーザ、ライバル登場にもかかわらず、売上を伸ばし、
さらに、15年以上ナンバーワンを維持しているところがスゴイです。
つまり、ギョーザ(餃子)を食べたいときには、冷凍食品がいいね~というムードになってマーケット全体が拡大したのですね。
この餃子マーケットに、この春ニッポンハムブランドが加わって、
三つ巴バトルなるか!というのが話題です。
と、どっこい、伏兵が!
イートアンドが、(笑)を誘う!!!餃子新商品。
「大阪王将 お父さんの餃子」(12個入=204g)
お酒の好きなお父さんへの思いやり商品、というコンセプトで、
しじみ1500個分!のオルニチンが配合されています。
アミノ酸の一種であるオルニチンは、肝臓の解毒作用、基礎代謝アップなどさまざまな健康効果がいわれています。
いずれにしても、冷凍食品売場で餃子はかなり賑やかになりそうです。
昨年秋からの炒飯戦争に続く餃子バトル。次は焼売?
消費する側にとっては、いろいろ選べる、というのが嬉しいかと思います。