ABCミート『MOTEKORO』(栃木県):冷食番長タケムラダイ 〜ご当地冷凍食品☆全国制覇への道~👣第81歩
押忍!冷食番長のタケムラダイだ!
前回は兵庫県・神戸まで足を伸ばして、異国情緒漂う「有頭バナメイえびのカダイフ巻き」を取り上げたが、今回はそこから東へ進んで栃木県へ突入だ!
神戸では世界の食文化を取り込んだ華やかな一品だったが、今回俺の前に現れたのは、見た目こそ誰もが知るコロッケなんだが、ただのコロッケだと思ってナメてかかると痛い目を見るぜっつーヤツだ。

その名も「MOTEKORO(モテコロ)」!
主役を張るのは、栃木県茂木町(もてぎまち)で育てられた希少な「もてぎ放牧黒毛和牛」。
しかも、この牛肉を使ったコロッケのレシピを監修したのが、宇都宮を代表するフランス料理店「オトワレストラン」の音羽創シェフだ。
肉のプロと生産者、そして料理人がタッグを組んで生み出したコロッケ。
今回はこの一品を、ガッツリ掘っていくぜ!
■ABCミートは「肉を売るだけ」にあらず!
まず押さえておきたいのが、MOTEKOROを生み出したABCミートだ。

(※画像は公式ページより引用。)
ABCミートを運営する鈴木レジャー産業は、1972年に栃木県那須の地で設立。
現在は那須塩原市を拠点に、国産ブランド牛をはじめとする食肉を幅広く取り扱っている。
単に肉を仕入れて販売するだけじゃなく、カットや下処理、味付け、パン粉付けなどの加工にも対応し、「お客様のセカンドキッチン」を掲げているのが特徴だ。
つまり、肉を知り尽くした会社だからこそ、素材をどう加工すれば、その魅力を別の形で届けられるのかまで考えられる。
MOTEKOROは、そんなABCミートの加工技術と商品開発力が、地域の素材と結びついた一品ってわけだ。
■そもそも「もてぎ放牧黒毛和牛」がスゲェ!
今回の主役、「もてぎ放牧黒毛和牛」は、栃木県茂木町の瀬尾ファームで育てられている。
この牛肉が面白ぇのは、単純に「黒毛和牛だから高級!」って話じゃないところだ。

(※画像は「Social Up org」YouTubeチャンネルより抜粋。)
瀬尾ファームでは、約8.1ヘクタールの耕作放棄地を再生して牛を放牧。
自然に近い環境で牛を育てながら、地域の土地を活用する取り組みにもつなげている。
さらに、餌や血統にもこだわり、ホテルやレストランの料理人とも意見を交わしながらブランド牛を育ててきた。
つまり、牛を育てて食肉にするだけじゃねぇ。
「この土地をどう生かすか」
「どうすれば本当に美味しい牛肉になるのか」
「その牛肉をどうやって消費者へ届けるのか」
そこまで含めて作られているブランドなんだ。
■希少な牛肉を、コロッケにぶち込んだ理由
だが、ここで一つ疑問が出てくる。
そんな希少な黒毛和牛を、なぜ、あえてコロッケにするんだ?ってことよ。
MOTEKOROの開発は、もてぎ放牧黒毛和牛をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから始まった。
これまでホテルやレストランを中心に提供されてきた牛肉を、もっと身近な形で届けるために選ばれたのが「コロッケ」だった。

ここが俺には面白ぇと思える。
ステーキやローストビーフなら、肉そのものの価値をストレートに伝えられる。
でも、それじゃ「特別な日に食べるもの」になりやすい。
一方、コロッケならどうだ?
冷凍庫から取り出して揚げるだけ。
食卓にも並べやすいし、子どもから大人まで手を伸ばしやすい。
希少な牛肉を“日常に近い料理”へ落とし込むことで、ブランド牛そのものを知ってもらう入口にしたわけだ。
■一流シェフが仕立てた最高のコロッケ
そして、ここで登場するのが「オトワレストラン」だ。
宇都宮で長く地域に根差したフランス料理を展開してきたオトワレストラン。
そのオーナーシェフである音羽和紀氏は、フランス料理を学んだ後、故郷・宇都宮で料理店を開き、栃木の食材や生産者と向き合い続けてきた料理人だ。
2024年には黄綬褒章も受章している。
そして今回、MOTEKOROのレシピ監修を務めたのが、その息子である音羽創シェフ。

ABCミートの黒毛和牛コロッケのレシピをベースに、音羽創シェフが監修し、試作を重ねて商品化へと進んでいったという。
肉を知るABCミート、牛を育てる瀬尾ファーム、そして料理人として素材を皿に落とし込む音羽シェフ。
この三者の仕事が一個のコロッケに集約されていると思うと、ただの冷凍惣菜として片付けるわけにはいかねぇな。
■実食レビューするぜ!
さあ、ここからは実食レビューだ!
まず揚げ上がったコロッケを割ってみると、衣の内側にはじゃがいもを主体としたフィリング(詰め物のことだぜ)。
その中に牛肉が入っている。

口に運ぶと、まず驚いたのはじゃがいもの食感だ。
美味しいコロッケというとホクホクという表現が最も適していると思うだろ?
このコロッケももちろんじゃがいものホクホク感はあるんだが、それにも増してとろけるようなクリーミーさがあるんだ。
まるで、クリームコロッケを食べているかのような食感じゃねぇか!
この食感を残しながら揚げ調理するには、間違いなく冷凍でなければ無理だと思うぜ。
そして牛肉の旨味がそこへ重なってくるわけだが、味付けは醤油、みりん、酒、砂糖、黒コショウという構成で、単純に牛肉の脂を押し出すのではなく、和の調味料でご飯にも合わせやすい方向へまとめられている。
衣は粗めのパン粉で揚げ物らしいザクザクとした食感で、香ばしさもあり、じゃがいものなめらかさとのコントラストもいい。
そして面白いのが、これが「高級和牛を使ったコロッケ」という肩書きだけで終わっていないことだ。
牛肉の存在感を感じながらも、全体としてはあくまでコロッケとして成立している。
肉だけをドーンと食わせるのではなく、じゃがいも、味付け、衣まで含めて一つの料理に仕上げているからこそ、気負わず食べられる。
ブランド牛への入口としても面白ぇ一品だよな。
コイツはさすがの俺様もお手上げだ。完敗を認めるぜ。
■まとめるぜ!
「MOTEKORO」は、栃木県茂木町の「もてぎ放牧黒毛和牛」を、誰もが知るコロッケという形に変換した商品だ。
その裏側には、耕作放棄地を活用しながら牛を育てる瀬尾ファーム、肉の加工と流通を担うABCミート、そして地域の食材を料理として表現してきたオトワレストラン・音羽創シェフがいる。
希少な素材を「高級品だからそのまま食わせる」のではなく、あえてコロッケにすることで、より多くの人が手に取れる商品へ変えていく。
これこそ、地域の素材を“知ってもらう”ための商品開発じゃねぇか。
神戸では異国の食文化をまとったエビ、そして栃木では地域で育てた黒毛和牛を身近なコロッケへ。
土地が変われば、食材も発想もガラッと変わる。
だから全国の冷凍食品を追いかける旅は面白ぇんだ。
テメェらもしっかりついて来やがれ!
そこんとこ夜露死苦!
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