これは唯一無二のシーフード冷食~東洋水産「ChoiFish(ちょいふぃっしゅ)」新商品3品
東洋水産の2023年秋冬新商品、『ChoiFish(ちょいふぃっしゅ)』シリーズの3品、「さばの甘酢あん」(90g)、「海老のチリソース」(90g)、「あさりとキャベツの白ワイン蒸し」(103g)をご紹介します。
「さばの甘酢あん」は、脂がのったタイセイヨウサバを食べやすい大きさにカットして、衣付けして焼いた後、さっぱりしながらもコクのあるりんご酢の入った甘酢だれをかけてあります。ごはんが進む味わいです。レンジ1分40秒(600W)でできあがります。
「海老のチリソース」は、旨みの強いバナメイエビを使用した海老チリ。香味野菜と豆板醤を利かせたチリソースを合わせています。レンジ1分40秒(600W)でできあがります。
「あさりとキャベツの白ワイン蒸し」は、ふっくらむきみあさりとキャベツ入り。ワイン、オリーブオイル、にんにくで、洋風おつまみに仕上げています。電子レンジ2分30秒(600W)でできあがります。
あさりがこれでもか!と入っていて、その旨みがキャベツと一体になっています。うまいです。
新商品取材のついでに、改めて「ChoiFish」のラインナップ全品を試食いたしました。
この秋3品が加わって、シリーズは8品と充実しました。
手前の3品は、㊧から「明太ポテト焼」(ほくほくのジャガイモにピリッと明太子)、「熟成鮭のちゃんちゃん焼き」(3日間熟成させた銀鮭を使用してます)、「魚介と野菜のアヒージョ」(イカ、ホタテ、エビと野菜たっぷり)。
奥の2品は、昨年秋に発売した「いかのガーリックバター醤油味」、『鮭ハラスのおろしポン酢」です。この2品は、家飲みおつまみのニーズに、めいっぱい振り切った商品。ボリュームもたっぷり。思わず「ビール!」と叫びたくなります。これがヒットしていて、シリーズ一番の人気のアイテム「魚介と野菜のアヒージョ」に次ぐ売れ行きとなって、売上ベストスリーを構成しています。
で、お気づきでしょうか? 茶色のトレイと黒いトレイ、2種類あります。
その違いは、茶色のトレイは独自製法を採用した商品で、トレイに素材と調味液を入れて、そのまま調理する手法で仕上げたものです。つまり、魚介の旨み・美味しさが一体となる調理法。一気に蒸し加熱した状態になるので、じゃがいもの食感が良く、驚きます。
一方黒いトレイは、別途調理したものをトレイに盛り付けてパックした商品です。もちろんこれらも魚介の旨みを逃さず、しっかりと味付けしています。さすが水産企業。
そう、「赤いきつね」と「緑のたぬき」、『マルちゃん』ブランドの東洋水産は、水産からスタートした会社です。
このシリーズ商品は、2021年、「ちょいと手軽に本格的な魚料理を楽しんでいただきたい」というコンセプトで発売されました。「水産企業として、手軽に食べられて美味しい、家庭用水産冷凍食品の提案をする」ことで、魚ばなれ解消の一手を、という想いもこもった開発商品です。
東洋水産の水産食品部の皆さまに取材対応を頂きました。㊧から水産食品部の首都圏営業課新田悠さん、山本理絵部長、橋場和大次長です。発売から2年が経過して、このスタイルのおつまみ料理系商品も売場で目立つようになってきました。
シリーズの発売は、「コロナ禍で巣ごもり・おつまみ需要が伸びる前から計画していました」(橋場次長)とのこと。商品開発の時期と社会的なニーズがぴったりと合ったのですね。売場もスーパーの中で、冷凍食品売場だけでなく水産売場の冷凍ショーケースで品揃えされたりと広がっています。
「魚×〇〇という加工品メニューで、魚と野菜の組み合わせが評価されています。良い素材を生かすことなど、水産食品部でやるべきことはたくさんあります」と山本部長。今年6月同部長職に就く前は70周年企画室長代理、その前はCSR広報部課長の経歴です。そして、「辞令を受けたときは、我が社の祖業である水産に携われる!と嬉しかった」とにっこり。『ChoiFish』の戦略も、「季節感を取り入れたラインナップを検討していきたいです」と意欲的。次は何?と、“ちょい”と期待します。