2024年2月28日
冷凍食品News

少し高いけど美味しい”冷凍蒸野菜”、業務用で実績ある勝美ジャパンの製品がスーパーで買えるようになります

業務用、特に食事の品質を重視する病院や老健施設の給食で人気を得ている“冷凍蒸野菜”が、2023年秋からスーパーの店頭に登場します!

㈱勝美ジャパン(東京都中央区日本橋蛎殻町、山崎光紀社長)の製品です。

8月1日、勝美ジャパン本社で小売り事業参入の記者発表会を開いた、山崎裕康代表取締役会長です。「今年は創業20周年の節目の年。株式上場を目指した取組みを進める一貫として、これまでメディカル給食向けに特化してきた商品を市販用に向けて発売する方針を立て、昨年から進めてきました。やっと市場に出せる商品になってきました」と市販参入、販路拡大に意欲を語りました。

“冷凍蒸野菜”って初めて聞く方も多いかと思いますが、勝美ジャパンの実績は、20年。通常の冷凍野菜は、急速凍結の前の下処理として、下茹でする工程をはさみますが、同社は茹でずに「蒸す」製法を開発しました。しかも、温度が100℃に満たない低温スチームで蒸してから、急速凍結します。

「スチベジ製法」と名付けた同製法のメリットは、「ビタミン、ミネラル、たんぱく質などはボイルブランチングではお湯に溶出してしまいますが、スチベジ製法は逆に野菜の旨みが凝縮して、味が濃くなります。レンジ解凍できるので,解凍後も旨みがそのまま」(畠山美智男取締役製造部長)なこと。デメリットは、「野菜によってベストな蒸し状態に仕上げるのに手間がかかり、水分が飛ぶ分重量や体積が減り歩留まりが低くなってコスト高になる」(同)ことです。

つまり、通常の冷凍野菜より美味しいけど高い、高いけど美味しいということに。

同社製品は当初、業務用マーケットで、やわらかく、味がよく染み込む「冷凍蒸大根」で人気がブレイクしました。解凍するだけでやわらかく、短時間の調理で味が染み込むので、おでんや煮物に最適の下処理済み素材として人気が出たのです。

その後、便利さに加えた美味しさがメディカル給食マーケットで評価されます。つまり、栄養士が入院患者や高齢の施設利用者のために栄養計算して食事を提供しても、食べ残してはその効果が出ません。残さず美味しく食べられる“冷凍蒸野菜”は、多少価格が高くてもメリットが上回る食材と認識されるようになります。

勝美ジャパンではさらに、メディカル給食現場のニーズをくみ取って、『メディカルカット』の名称で、常食、一口、荒きざみ、きざみ、極きざみ、、とカットバラエティを広げました。包丁を使わず下処理も不要で調理できる野菜として人気を得たのです。そして、昨今の人手不足もあって、調理の人件費をコストダウンできる食材としても人気が上昇中です。

新発売する市販用の冷凍蒸野菜は、小分けして使える単品500g入袋(チャック付き)6品と、使い切りの電子レンジ専用袋入りミックス野菜(120g)2品(3種、5種)。

9月1日から発売するのは、チャック付き袋入りの4品。


「冷凍蒸揚なす」(500g、産地:中国)。食べやすい大きさにカットして蒸したあと、大豆油で揚げていますので、例えば、レンジ解凍、ポン酢がけで即野菜料理ひと皿が完成します。あっさりした味わいです。

「冷凍蒸かぼちゃ」(500g、産地:中国)は、1個20~25gの角切り。皮もやわらかく食べやすい商品です。調理した時の味の染み込みもよいかぼちゃ。でんぷん量の多い旬の時期に収穫したものを使用しています。

「冷凍蒸じゃがいも」(500g、産地:中国)は、乱切り。レンジ加熱で簡単につぶして、即ポテトサラダができます。煮物、汁物の具、カレーなどにも便利。もちろん、レンジしてそのまま、お肉料理の付け合わせにも最適。
「冷凍蒸玉ねぎ」(500g、産地:中国)は、スライスカット。スープ、煮物にと幅広く使えます。味が染み込みやすく料理になじみます。

9月中旬から発売するのは、使い切り、レンジ専用袋入りのミックス野菜2品。


※写真は見本です。

「冷凍蒸野菜 3種の野菜:(120g、産地:中国)は、じゃがいも、玉ねぎ、人参のミックス。カレーの野菜増しに使えそうです。肉、魚料理の付け合わせや、そのままドレッシングなどかける温野菜サラダに便利。

「冷凍蒸野菜 5種の野菜」(120g、産地:中国)は、かぼちゃ、じゃがいも、ブロッコリー、赤パプリカ、れんこんのミックス。


ごまドレッシングをかけて温野菜サラダにしたものを試食しました。色合いが良く食慾をそそります。

このミックスに関心したのは、「野菜不足かな?」と感じている方へのお助け食品になりそうだということ。レンジ2分50秒(600W)ですぐ食べられます。

10月下旬発売の2品は、

「冷凍蒸大根」(500g、産地:インドネシア)。輪切りです。

「冷凍蒸かぶ」(500g、産地:インドネシア)。乱切り。
旬の時期に収穫して製造しますので、発売がずれます。大根もかぶも市販冷凍野菜では初アイテムかもしれません。味が染み込みやすく、寒い時期の煮物や汁ものに最適です。

販売価格はオープン価格ですが、想定されるのは500g袋で500円前後、120gのミックスが160~180円(税別)です。
テスト販売では「冷凍蒸揚なすが人気」(荒川悟取締役営業部長)とか。今回の第一弾商品群で年間2億円(小売ベース)の売上目標を立てています。

勝美ジャパンでは、インドネシアの北ボルネオに生産拠点を確保していますが、現在同社専用工場となり新工場の建設が進んでいて、来年1月には稼働予定となっています。今後、インドネシア生産品、特に葉物野菜に力を注ぐ方針です。


記者発表会で(㊧から)田中博文取締役部長、畠山取締役製造部長、山崎会長、荒川取締役営業部長。

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