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「桜姫」20周年! ブランド食肉でおいしさの”見える化”にチャレンジ~日本ハム


日本ハムの国産鶏肉「桜姫」。今年で誕生20周年を迎えました。写真は今年春から発売している「桜姫」を使用した冷凍からあげ「国産鶏肉 桜姫Ⓡ からあげ」(600g)です。ブランドキャラクター「桜姫ちゃん」が20周年を記念してブラッシュアップ、とてもかわいくなって、いろいろポーズをとったり、季節に合わせてコスプレもするようになりました。


ノベルティのシールです。こんな感じでかわいさ全開。小学生に愛されそうです。思わずマンガ「あんみつ姫」(古い!!)を思い出してしまいました。

新商品の話でした。国産鶏肉 桜姫のむね肉を使い、しょうがを効かせたしょう油でじっくりと漬け込み、やわらかくジューシーに仕上げています。今や良質高たんぱく食品の代名詞、鶏むね肉のからあげです。1個平均20gと小ぶりで、食べやすいサイズ。電子レンジで調理ができます。

レンジアップで食べてみました。なるほどジューシー。むね肉と聞いて心配するパサつき感は全くありません。レンジ+オーブントースターの手間をかければカリッとしてより美味しく食べられそうです。精肉売場用の冷凍食品なので、お肉の売場の隣にある冷凍ショーケースに並びます。

5月末に開催された、日本ハムメディア向け食肉セミナーで語る木藤哲大代表取締役副社長執行役員兼食肉事業本部長。そもそも20年前、「鶏肉は黄色みがかっているものが多いという時代、飼料の改良、技術開発によってピンク色のきれいな色合いの鶏肉を開発」して誕生したのが、ブランド鶏肉「桜姫」。

今年は発売20周年を記念したキャンペーンに力を入れていきます。

食肉事業の売上は日本ハムグループ全体の6割を占め、牛・豚・鶏で国産、輸入を含めてブランドロゴのあるブランド食肉はざっと16種。食肉事業売上に占めるブランド食肉の比率は2割近くに迫っています。

「モチベーションを上げるためのTシャツ」(胸に桜姫ちゃんを印刷した食肉事業本部オリジナル・ピンクTシャツ)を着てプレゼンテーションしたのは、名本真一食肉マーケティング推進室室長。

今回のメディア向けセミナーで注目された発表は、日本ハム中央研究所協力により取り組んでいるブランド食肉の成分再検査に基づく、おいしさの“見える化”でした。


中央研究所から「食肉研究一筋。お肉大好き」という加藤美紗子研究員(リーダー)が出席、おいしさ評価の研究成果を発表しました。「定性的表現ではなく数値化している事例は少ない。ブランド食肉の評価を通じて、おいしさを“正しく”評価する分析計の確立に挑戦しています」
加藤リーダーの説明によると、お肉の味の濃さは遊離アミノ酸総量の多さ、うま味はグルタミン酸量の多さ、脂の口どけは不飽和脂肪酸の多さに関わるとのこと。国産鶏肉「桜姫」は、味の濃さに関わる遊離アミノ酸総量が多い、ということが分かったそうです。「桜姫」むね肉中の遊離アミノ酸総量は、100g中314mgで、一般鶏(日本栄養食糧学会 アミノ酸DB若鶏肉むね)の同総量173mgに比較して、大きな差が認められました。
このようなおいしさの“見える化”研究が進むと、やわらかさ、うま味、香りなどの評価法が確立して、好みによってお肉を選ぶことができますね。また、数値を目安に改良ができ、新しいブランド肉を開発する時の指標にもなります。ほんと、驚きです。「営業の武器として販売につなげていきます」(名本室長)とのこと。桜姫のむね肉は味が濃い、とデータに基づいて伝えることができるようになったんですね。

さて、セミナーではニッポンハムブランド食肉を使用した、おいしい試食メニューが各種提供されましたが、「桜姫むね肉のパルメザンクラスト」は、特に美味でした。

メニュー考案は、PULLMAN TOKYO TAMACHIの福田浩二総料理長。「淡白な味わいでヘルシーなむね肉は、パルメザンチーズとハーブのクラストでソテー。シンプルにレモンを絞り食べていただきます」

「桜姫」もも肉は、「国産鶏肉 桜姫Ⓡ もも肉未加熱串(焼き鳥用)」(1本30g、30本入)が、フライパンでも焼ける焼き鳥として好評。コロナ禍以降、家飲み用、また、屋外バーベキューにと人気だそうです。

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