スプーンで食べられる「食パン」 普通の食品を軟らかくした「あいーと」シリーズ
食パンです。でも軟らかい。スプーンですくえて、舌でつぶせるくらいの軟らかさです。なんで食パン?と思われるかもしれませんが、飲み込む力が弱くなった高齢者にとって、パンは飲み込みにくい食品なのです。
病後や加齢によって噛む力、飲み込む力が弱くなってしまった方が、まず困るのが食事。病院などの施設では、どろどろのミキサー食、細かく刻んで食べやすくしたきざみ食を出しますが、形がなくなったものを見ても「美味しそう」と食欲につながらないのが通常です。
そこで開発されたのが、酵素の力で軟らかく加工した見た目がそのままの食品。イーエヌ大塚製薬㈱の「あいーと」シリーズです。ブランド名は、I eat=私は食べる から名付けたとか。改めて少し感動。食べる!という元気が明日の健康につながるのでしょう。
介護用食品の軟らかさをそのまま形を崩さず運べる!というところが、冷凍食品のメリットです。
今年は軟らかい鰻蒲焼も発売されるそうです。