WF-NET リトアニア大統領と女性の社会的活躍、両国交流について歓談
〔写真:リトアニア大統領府ウェブサイトより〕
食品業界女性経営者ネットワーク(略称 WF-NET)の欧州バルト海地域訪問団、大河原愛子代表(ジェーシー・コムサ代表取締役会長)はじめ13名は、ツアー2日目の10月5日、在リトアニア日本国大使館山崎史郎大使夫妻、井上裕也二等書記官と共にリトアニア大統領府を訪問、任期9年に及び支持率60%以上という女性大統領、ダリア・グリバウスカイテ大統領に謁見しました。今回の訪問は、ジェーシー・コムサが開発輸入するリトアニア大手パンメーカー、マンティンガ社の製品(焼成済み冷凍パンなど)が日本市場で高い評価を受けて、対日輸出額が注目の伸びを示していることが背景です。また、ビジネスや行政での女性の活躍について、『男女すべて同等』というリトアニアを訪問し交流したい、というメンバーの強い希望もあり実現しました。
WF-NETメンバーの訪問を伝えるリトアニア大統領府サイト
リトアニアは映画にもなった「命のビザ」杉原千畝の偉業が近年注目されていて、日本からの観光客も伸びていますので、ご存じの方も多いかと思います。杉原千畝は、第二次大戦中、母国の命に背いても「正しいこと」を判断して、ユダヤ人に日本通貨ビザを発行し、1600名もの命を救った人物。リトアニアのレーザー関連産業は既に日本市場との関係が深いと聞きますが、今後、両国の関係がさらに深まり、リトアニアの優れた品質の小麦粉製品、乳製品の対日輸出拡大も期待されます。また、女性活躍のモデル国として、日本が学ぶことも多いかと思われます。
「ただ自分の仕事をまじめに続けただけ」と語るグリバウスカイテ大統領の誠実でパワフルな言葉に、大いに共感したWF-NETメンバーでした。