ピザの市場規模は2,657.7億円。2年連続で増加して過去最高
ピザはいまブーム、のようです。
1950年代半ばにおしゃれな都心の若者が六本木あたりの「ピザハウス」へ通ったという昔話から、60年代にピザトースト誕生、70年代の冷凍ピザ発売、1985年宅配ピザ上陸、バブル時代のイタメシブーム、世紀が変わってチルドピザの市場拡大、本場イタリアのナポリピッツァ人気、近年のワンコイン(500円)本格ピッツァ等々、、ブームをたどると今は第6次ブームあたりとか。
ピザ協議会(大河原愛子会長)が27日に発表した2015年度ピザマーケット調査結果によると、2015年度のピザ市場は、2,657.7億円、対前年比102%。昨年度に続く2年連続の伸長となって、過去のピークであった2012年度の2638.1億円を上回る、最高数値を記録しました。
冷凍ピザが2年連続マイナスから底を打って伸びたこと、チルドピザが引き続いて伸びていること、宅配ピザ店の数値が伸びたことなどがマーケット伸長の要因です。
確かに、ピザはますます身近な食べ物になってきて、「おいしいピッツェリアを知っている」というのは、かなり外食スキル(そんなのあるの?)が高い人、と評価されるようです。
さてさて、ピザ協議会は、現在ピザメーカー大手10社が正会員。その他ピザ関連の食材などを扱う賛助会員・特別賛助会員が参画して、活動しています。
主な事業は、このマーケット調査、会員の研修・勉強会事業、そして、11月20日「ピザの日」(日本記念日協会認定:ピザの代表メニュー、マルゲリータの由来となったイタリア王妃マルゲリータの誕生日)を中心にしたキャンペーン展開でピザの需要底上げを図ること。
写真は、市場研究の一貫として訪問した人気ピッツェリア「ピッツェリア ダ ペッペ ナポリスタカ 駒沢」で、オーナーピッツァイヨーロ(ピザ職人)のペッペさんに、協議会会員がピザ作りのレクチャーを受けているところ。
そして、ペッペさんの生地を使って、参加32人が一人ずつ薪窯の前でピザ作り体験!
32歳! ピザを愛し、事業に燃える姿がかっこいいですね。
これが元祖星型ピッツァ。ペッペさん考案のデザインです。尊敬するサルヴァトーレ・クオモ氏の名をつけた、「ピッツァ ドン サルヴォ」。
三角の部分には、リコッタチーズとスパイシーなソーセージが入っているのです。
ヴォーノ!!
某チェーンがこのデザインを真似ていますが、、、ペッペさん「ボクのデザインが良いと認められたということ」と大らかに前向きに話していました。心が広い!