末永海産『牡蠣の潮煮』(宮城県):冷食番長タケムラダイ 〜ご当地冷凍食品☆全国制覇への道~👣第83歩
押忍!冷食番長のタケムラダイだ!
前回は宮城県から、塩竈に根を張る蜂谷食品の「はちやの餃子」を紹介した。
餃子も当然、素晴らしかった。
だが、この県の食の底力を語るなら、やっぱり忘れちゃいけねぇのが三陸の海だよな。
ってなわけで今回も宮城県。塩竈からさらに海沿いを進んで石巻へ。
登場するのは、末永海産の「牡蠣の潮煮」だ。

牡蠣料理といえば、焼く、蒸す、フライにする、鍋に入れる……いろんな食べ方がある。
ところが、この「潮煮」は発想が実に潔い。
使うのは、なんと原材料表示上「かき」のみ。
水も塩も加えず、牡蠣からあふれ出る“潮(うしお)”を使って仕上げるというんだから、こいつはただの牡蠣加工品じゃねぇ。三陸の海そのものを、どう商品に閉じ込めるかという勝負なんだ。
目ぇ離すんじゃねぇぞ!
■海を知る家系から生まれた「末永海産」
まずは作り手の末永海産からだ。
同社は宮城県石巻市を拠点とする水産加工会社で、1986年に株式会社として設立された。
ルーツをたどれば、創業者が1975年に海苔の乾燥小屋を借りて「末永商店」を始め、わかめ事業に取り組んだところまでさかのぼる。
その後、宮城県産牡蠣の入札権を取得し、牡蠣加工へと事業を広げていった。

(※画像は公式ページより引用)
さらに特徴的なのが、代々漁師の家系として受け継いできた「素材を見る目」だ。
末永海産は、生産者や漁業協同組合との密接なつながりを通じて原料の履歴を確認し、できるだけ海で生きている状態に近い形で加工することを目指しているという。
牡蠣だけでなく、ほや、帆立、わかめなど三陸の海産物を幅広く扱っているのも、その背景があってこそだ。
つまり「牡蠣の潮煮」は、突然思いついた珍商品じゃねぇ。
海と向き合ってきた会社だからこそ生まれた一品なんだ。
■「潮煮」って、一体なんなんだ?
ここが今回の最大のポイントだ。
「潮煮」と聞くと、塩水で煮る料理を想像するかもしれねぇ。
だが、末永海産の潮煮はそこが違う。

採れたての殻付き牡蠣を炭火で炙り、そこからあふれ出る“潮”を使って煮込む。
商品説明によると、地元漁師に伝わる潮煮製法として、水も塩も使わず、牡蠣自身から出る旨味エキスだけで仕上げているとされている。
原材料も「かき(宮城県産)」のみだ。
これ、シンプルに見えて実はガチでスゲェ。
調味料で味を足すんじゃなく、牡蠣が持っている水分と旨味をどう引き出し、どう閉じ込めるかが勝負になるからだ。
つまり、素材のごまかしが一切効かねぇ。
牡蠣そのものに向き合った加工法ってわけだな。
■工場の設備まで、牡蠣を逃がさねぇ
しかも末永海産は、職人の勘だけで商品を作っているわけじゃねぇ。
同社の工場は大日本水産会のHACCP認定を受けている。HACCPって知ってっか?はしょって言やぁ、宇宙食を作るレベルの安全安心の品質管理つーことよ。工場にはいろいろ、海水浄化ラインや炙りライン、燻製ライン、もちろん超低温フリーザーなどなど、様々な水産品の加工設備を備えている。
潮煮についても専用のラインがあり、スチームコンベクションを使って素材に合わせた食感を引き出す調理が行われている。

(※潮煮を製造するスチームコンベクション。画像は公式ページより引用)
ここが俺としてはかなり重要だと思う。
「昔ながらの漁師の食べ方」をそのまま語るだけなら、郷土料理の紹介で終わっちまう。
ところが末永海産は、その漁師の知恵を現代の食品加工技術に落とし込み、商品として安定して届けられる形にしている。
昔の知恵と今の技術。
この二つがガッチリ噛み合っているからこそ、同社の「牡蛎の潮煮」は、「潮煮」という食文化を一年を通じて楽しめる商品になっているわけだ。
■牡蠣一粒だけじゃねぇ!“汁”までが主役だ!
そして「牡蠣の潮煮」のもう一つの武器が、袋に残る旨味エキスだ。

公式の商品紹介でも、牡蠣の身だけを楽しむのではなく、そのスープまで料理に活用することを提案している。
炊き込みご飯、リゾット、パスタ、シチュー、グラタン、スープ、鍋など、使い道はかなり広い。
つまり、この商品は「牡蠣のおかず」というより、「牡蠣の旨味を料理へ移す調味素材」としても使えるんだ。
牡蠣を食べ終わったあとに汁を捨てるなんて、そんなもったいねぇことはぜってぇするなよ!
一袋の中に、牡蠣そのものと、その牡蠣から生まれたエキスが一緒に入っている。
ここまで使い切ってこそ、商品の価値が見えてくるってわけだ。
■実食レビューするぜ!
さあ、ここからは実食レビューだ!
袋を開けて牡蠣の身を取り出してみると、まず目に入るのは、牡蠣と一緒にたっぷり入った濃い色合いのエキス。
ここは捨てずに、そのまま牡蠣と一緒に味わいたいところだ。

まず牡蠣をひと口。
身はしっかりとした存在感があり、噛むほどに牡蠣特有の濃厚な旨味が広がる。
塩や醤油などで味を作り込んだものではなく、牡蠣そのものの風味が前面に出ているから、後味にも余計な味付けが残らない。
そして、エキスを口にすると、これがまた強烈だ。
牡蠣から出た旨味が凝縮されていて、まさに「海のだし」と呼びたくなる濃厚さ!
身を食べるだけで終わらず、この汁を料理に使ってくれよっててぇ但し書きも納得できるぜ。
そのまま酒の肴にするもよし、白飯と合わせるもよし、料理の素材として使うもよし。
小さなパックの中に、かなり幅の広い仕事を仕込んできやがったな。
いやはや圧巻!恐れ入ったぜ。
■まとめるぜ!
末永海産の「牡蠣の潮煮」は、宮城県産牡蠣を主役に、地元漁師に伝わる潮煮の知恵を現代の加工技術で商品化した一品だ。
原材料は牡蠣のみ。
水も塩も加えず、牡蠣自身から出る“潮”を生かして仕上げるからこそ、素材そのものの旨味を真正面から味わえる。
しかも、牡蠣の身だけではなく、袋に残るエキスまで料理に活用できる。
炊き込みご飯、パスタ、リゾット、シチュー……使い方次第で一袋の可能性がグッと広がるぜ。
前回は宮城の「餃子」だったが、今回は三陸の「牡蠣」。
同じ県でも、土地が変わればガラリと表情を変える。
そして、この「牡蠣の潮煮」は、三陸の海で生まれたものを、余計なものを足さずに食卓へ届けるという、まさに末永海産のものづくりを象徴する商品なんだと痛感したぜ。
宮城の海も、ご当地冷凍食品も、まだまだ奥が深ぇぜ!
そこんとこ夜露死苦!
■ココで買えるぜ!






