SLC佐藤健社長が講演:「美味しさ→安全→健康」へ貢献するミッションを遂行する熱い想いを語る
㈱SL Creationsの佐藤健社長は4月28日、都内会議室で、食品情報懇話会(金森真一会長)主催の第89回会合で講演しました。演題は、「安心・安全宣言の裏舞台~冷凍食品を取り巻く環境の変化と企業の取り組み」です。同社の創業は1970年。アイスクリーム・冷凍食品を宅配する事業からスタートし、続いて湘南の地で、女性による独自の販売・流通組織「シュガーレディ」システムを立ち上げました。
初代社長は、佐藤社長の父、佐藤啓次郎氏(スクリーン)です。同氏が小岩井牧場で、凍結精子から牛が誕生するという話に感動して、冷凍食品についての知識を広めながら販売する事業を立ち上げてから、間もなく56年になります。
佐藤社長は第三代目の社長(2010年~)です。1966年4月生まれ。慶應義塾大学法学部卒業(途中北京大学留学、米国留学)、博報堂香港勤務を経て、米国コロンビア大学でMBAを取得後、帰国して1997年に30歳で入社。一販売員から仕事を始めました。
聴講しながら、え、還暦ですか!とびっくり。元気で若々しく、ハンサムぶりがすっと衰えないのは、安全・安心にとことんこだわり、顧客の健康をサポートしていくという企業姿勢そのもの。SLCの理念を社長自らが体現しているようです。
佐藤社長は講演の中で、シュガーレディシステムのスタート、グルメ・美味しさへの転換(1980~)、安全思想(1990~)、1996年の無添加宣言(製造時に化学合成の添加物を使用しない)と時代に即した同社の事業展開の軌跡を語り、そして社長に就任した2010年から勧めてきた改革について説明しました。
同社独自の強みである、1万名を数える主婦の販売組織を守った上での、SL Creations オンラインストアの立ち上げもその改革施策のひとつ。販売組織の拠点となる販売会社以外の地域にも顧客が広がりました。
また、独自の安全基準は変えずに幅広い商品開発を進めたこと、従来から取り組んできた安心・安全なミートの契約販売は、「4Xミート」(抗生物質不使用はじめ4つの不使用)として刷新。販売員はシュガーレディに加えSL Partners(男性、現在117名)も導入、販路を拡大する「外販」も現在170店に広がっています。創立50周年の記念開発商品は、冷凍食品のイメージとして定着している「安くて便利」の対極となる、より本格的な高級路線の「Z’s MENU」でした。
新発売した2020年春は、コロナ渦に突入したタイミングでしたが、外食を制限する生活様式の変化の中で、最高級、最高峰の味わいが冷凍食品になっていて家庭で楽しめる、と大いに話題を呼びました。
「古き良きものは守りつつ、今の時代に合わせていく」と佐藤社長。約1時間の講演で、佐藤社長が最も熱く語ったのは、企業ミッションについてでした。「1980年代からは美味しさ、1990年代からは安全、そして現在は3つ目の柱として『健康』」「商品を販売する目的は、全てのお客様の健康長寿のため」と佐藤社長。また、講演の最後は、「想うこと」として、「日本人の健康を担う食品企業として、化学的合成添加物を使用しない食品を作る」企業としての矜持を熱く語りました。
「自分が毎日食べ続けたいもの、社員が家族や大切な人に毎日食べてもらいたいもの。そんな食品を開発していくことが当社のモットーになっています」(佐藤社長)という言葉に、講演会に出席していた同社取引先代表からも熱い共感が寄せられました。
★OPF事業急伸、2026年4か月で約1200契約増

佐藤社長の講演に続いては、急拡大中の常備型社食サービス事業「Office Premium Frozen(オフィスプレミアムフローズン)」について、OPF事業部西日本オフィスの田中伸正室長が登壇し、同サービスの概要を解説しました。
2017年から開始したOPF事業の契約件数は、2025年末で3,397契約に達し、さらに今年は加速して64月同日現在4,600契約。1月から約1200もの新規契約がありました。
企業が契約し月額システム利用料を支払うことで、従業員は1つ100円もしくは200円という価格で、安全、健康に配慮したSLCの食品が食べられるのがOPFサービスです。契約した職場への商品供給やコミュニケーションは基本、地域で活動する販売員のシュガーレディやSL Partnersが行います。「定時昇給やベースアップ以外の“第三の賃上げ”として注目を集めています」(田中室長)とのこと。多くの企業が参入している市場ですが、その中でもオリジナル商品を常時約100品揃えているOPFの人気が高まってきたようです。






