イートアンド『大阪王将』新CMに大反響、「中華カテゴリーのシェア1位を目指す」(仲田社長)
㈱イートアンドホールディングスの2026年2月期の第2四半期(上期)決算概要説明を行う仲田浩康社長です(10月10日、同社東京オフィス)。食品事業の今年度上期は、関東第一工場が復旧したことによって生産量が前年同期比109.7%、20,673トンと復活、伸長しました。

今上半期のハイライトとして、家庭用冷凍食品市場における中華カテゴリーのシェア第2位(25.2%)と発表。仲田社長は、「これからは中華カテゴリーのナンバーワンを目指す」と宣言しました。
「冷凍餃子市場は拡大を続け、2025年には市場規模704億円を予想。当社は2年連続首位。上半期のシェアは35.4%(インテージSCI)」
主力の「大阪王将 羽根つき餃子」シリーズは、過去10年で678%(2015年3月期27億円と比較)と伸び、前期は183億円に。

「羽根つき餃子」単品では、売上約136億円と発表しました。※出荷実績に市場での販売価格を乗じて算出
また、同商品の今期の平均月間出荷数は、500万パック超。「(調理冷凍食品)全カテゴリーの中で第1位となっています」(同社長)。
一方、冷凍水餃子での上半期市場シェアは52.2%と11年連続シェアナンバーワン。

深澤辰哉さん、渡辺翔太さんが出演する新CMは、CM初登場の「羽根つきスタミナ肉餃子」「たれ付き肉焼売」で展開していますが、テレビ、TVer、YouTubeで放映して「販売数が伸び、CM効果を感じています」(仲田社長)。躍進中の焼売、小籠包カテゴリーでのシェア拡大を課題としています。
深澤辰哉さん・渡辺翔太さん出演のCM
「大阪王将」ブランドサイト
海外事業については、台湾で成功している大阪王将店舗(10店舗)と家庭用冷凍食品(Pxmart約1200店、セブンイレブン約6000店)の両輪事業によるシナジー効果を示しながら、北米における合弁事業で、2026年ロサンゼルスに外食店1号店出店予定としました。外食店出店後、西海岸から「OSAKA OHSHO GYOZA」の販売を計画しています。
海外拠点は、現在、台湾20店舗、中国5店舗(うち香港3店舗)、タイ3店舗、シンガポール3店舗、インドネシア1店舗、韓国4店舗です。韓国は、今年4月に「太陽のトマト麺」を初出店して話題になり、4カ月で4店舗に拡大、11月には5店舗目がオープンする予定です。






