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2023年ピザマーケットは3,237.5億円(前年比98.7%)、調査史上2番目の市場規模


ピザ協議会(長田昌之会長)は9月4日、「2023年度ピザマーケット調査結果」を公表、同年度のピザ推定末端売上高は、3,237.5億円(前年度3,278.9億円)となり、対前年比98.7%と前年より減少しました。
同数値は、2021年度に調査開始(1994年)以来初めて3,000億円を突破して3,163.6億円となり、2022年度も3,278.9億円と更新しました。2023年度は若干マイナスに転じてはいますが、調査史上2番目の市場規模となっています。

ピザマーケット調査は、ピザ協議会が㈱クロス・マーケティングに調査・分析を委託し、正会員メーカーはじめピザメーカーに調査票回答を依頼して、同回答の集計からピザの末端売上高(消費者がピザに支払った額)を推計。また、ピザ宅配店、ピザ専門店、外食チェーン等によるピザの末端売上高は、外部資料に基づいて推計し、さらに、同数値からメーカー製品由来によるピザ売上高とみられるものを差し引いた数値を加算してマーケット全体の数値を算出しています。

調査内訳を見ると、2023年度の会員メーカー出荷額は前年比103.2%と増加しました。これは、2015年度から9年連続の増加となりますが、2023年度は市販用が前年実績を上回る成長だったものの、業務用が減少に転じています。市販用対業務用の比率は、91.6%対8.4%(前年90.6%対9.4%)でした。
チルドピザは引き続き増加しましたが、冷凍ピザは、前年の増加傾向から減少に転じました。クラストは前年より減少しました。

メーカー製品由来の推計末端売上高(正会員と正会員以外のメーカーの出荷額から推計)は、1,614.0億円(前年1,556.3億円)で、前年比103.7%となりました【A】。
「ピザ宅配店及び専門店、通販業者、イタリアンレストラン及びファミリーレストラン」の推計ピザ売上高は、店舗数が増えたことにより増加していますが、メーカー製品由来推計値との重複分を引いた、同推計ピザ売上高は、1,623.5億円【B】(前年1,722.6億円)、前年比94.2%となりました。前年比で大きく減少した数値となっていますが、「コロナ禍前」の2019年度実績1497.7億円を上回る数値であり、コロナ禍を経てピザ全体の需要の高まりが感じられる結果となっています。
メーカー製品由来ピザ売上高【A】とピザ宅配・専門店、外食店等ピザ売上高【B】を合算した3,237.5億円をピザ推定末端売上高としています。

★30周年記念アメリカ視察研修を実施★
ピザ協議会は今年設立30周年を迎え、記念事業の一環として6月23日から30日までの日程で、アメリカ視察研修を実施しました。ニューヨーク、シカゴとピザの大消費都市を訪問。ニューヨークでは開催中の大規模食品展「Fancy Food Show 2024 Summer」を2日に渡り視察しました。シカゴ郊外のウェスコンシン大学マディソン公開の研究施設Center For Dairy Research(CDR)では、チーズ、ピザに関する研究成果に基づくセミナーを受講。施設内のチーズ工場では実際のチーズ作りを見て、体験する研修を行いました(アメリカ乳製品輸出協会協賛)。
視察団員は、2都市のスーパーやピザ店、デリカテッセンなどを意欲的に視察したのをはじめ、調理施設付きホテルで実際にピザ製品を調理して試食、研究するなど体験型研修の成果を挙げました。視察団員は、会員社員等10名、員外参加3名(旅行実施のURZ INTERNATIONALコラボによる食品関連企業の参加)、添乗1名の計14名。、

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