「Winding Road to 冷凍」東京海洋大鈴木徹教授の最終講義・退官記念祝賀会に130人超
5月25日に東京海洋大学で開催された、同大・鈴木徹教授(特任教授を経て今年度名誉教授に就任)の最終授業風景です。
最終講義のテーマは「Winding Road to 冷凍」。鈴木先生は、生まれてからこれまでの自らの足跡をたどりながら、日本の食品冷凍学の第一人者としての研究、功績を語りました。また、昨年立ち上げたFF Tech(エフエフテック:一般社団法人食品冷凍技術推進機構)の代表理事として、引き続き食品冷凍技術の発展に貢献していく決意を語りました。
続いてグランドプリンスホテル新高輪で開かれた、同教授退官記念祝賀会は、非常にくつろいだ雰囲気で、教え子ら130人超が集いました。来賓は鈴木先生の恩師、高井陸雄名誉教授夫妻(元学長)。
司会進行は、鈴木先生から食品冷凍学研究室を引き継いだ、渡辺学教授です。
「マグロの保存方法からはじまり、数々の研究成果を挙げられた。積み重ね、新しいものを作っていくことは、ご出席の皆さまに受け継がれているのではないでしょうか。新しい視点からの仕事が充実したものになることを祈念して乾杯したいと思います」(高井名誉教授)
各世代の教え子からのエピソードや祝辞。高井名誉教授による「乾杯の歌」披露もあって祝宴は盛り上がりました。
卒業生からの楽しいエピソードが続き、鈴木先生からは「私の好き勝手によくぞ耐えてくださった。実は食品冷凍学教室内で結婚したのは数えと10数組あって、、、」とハッピーな思い出話も出ました。そして「まだまだもう少しやり残したことがあります。体力気力の続く限り続けて、冷凍が世の中の役に立つようにしていきたい」とFF Tech事業の夢を語りました。
FFTech理事メンバー西川剛史さん(冷凍王子、冷凍生活アドバイザー)㊧、山本純子(冷凍食品ジャーナリスト)も出席。
祝宴の最後、鈴木先生に贈呈された記念品は、ゴルフドライバー。「ゴルフは60歳を過ぎてから始めましたが、はまって、官舎の1室は“ゴルフ虎の穴”」「これで240ヤード」
花束贈呈は、食品加工の学究の道に進んだ、広島大学大学院統合生命科学研究科の川井清司教授でした。