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近大×ニチレイフーズ 美味しくヘルシー「アセロラブリヒラ」誕生、 スーパー「ベイシア」で発売

ブリがお母さん、ヒラマサがお父さんの「ブリヒラ」は、ブリとヒラマサのいいとこ取りの養殖魚です。近畿大学が開発したハイブリッド種ですが、写真のブリヒラはその進化形「アセロラブリヒラ」です。
天然ビタミンCが豊富な赤いフルーツであるアセロラには、強い抗酸化作用があります。

アセロラの搾りかすをパウダーにして配合飼料に混ぜて与えたブリヒラが「アセロラブリヒラ」です。
近大とアセロラ事業を手掛けるニチレイフーズの共同開発によって生まれた「アセロラブリヒラ」は、4月24日からスーパーの「ベイシア」全店舗(一部除く)で本格販売開始となりました。販売しているブリヒラ商品は、サク(100g)532円(税込)、スライス(6切)430円(同)、生寿司(6貫)646円。

発表会で試食しましたが、見ての通り作り置きしたものでも見た目が良く、臭みがなく(アセロラ由来の抗酸化作用効果)、美味しくいただきました。ちなみに、美味しさはお母さんのブリから、肉質の良さと血合い肉の少なさ、変色耐性はお父さんのヒラマサから受け継いでいるのが「ブリヒラ」だそうです。ベイシアではすでに、近大とニチレイフーズが共同開発した「アセロラ真鯛®」、「アセロラぶり®」を全店舗で本格販売しています。

「アセロラブリヒラ」は昨年1月にベイシアでテスト販売を行い、好評だったことから、飼料メーカーの配合飼料製造協力を得て、養殖生産者と連携して本格生産の体制構築となりました。

4月23日、東京駅前の近畿大学東京センターで開催された発表会で、「アセロラブリヒラ」について説明する同大世界経済研究所の有路(ありじ)昌彦教授、「ニチレイグループと新しい魚づくりに取り組んできましたが、その中のひとつの到達点」、「アセロラの天然由来ビタミンC、ビタミンE、強い抗酸化作用を持つアントシアニン系ポリフェノールで、言い過ぎかもしれませんが“美容と健康に貢献する”魚です」と語りました。

アセロラブリヒラの筋肉中のビタミンC含有量は、養殖の通常ブリ、通常ヒラマサと比較して桁違いに多く、ブリの6.6倍(100g中5mg)。同ビタミンE含有量も、ブリの2.6倍(100g中7.2mg)です。

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