SDGsの取り組みを“見える化” コープサステナブルアクション! レシピアイデアコンテストも〈審査委員長は西川剛史氏〉
サステナブルへの取り組みが日本で最も進んでいるのは生協、生活協同組合だと常々思っていましたが、また一歩進んで、新たな社会を動かす取り組みが生協でスタートしました。日本生活協同組合連合会(日本生協連)は5月23日、全国生協の組合員と組合員以外にも「具体的な行動を!」と呼びかける施策、「コープサステナブルアクション」を発表しました。
「コープサステナブルアクション」特設サイトを設置して、ゲーム感覚で環境保全に参加できるアプリイベント(いきものコレクションアプリBiome:バイオーム内クエスト)、サステナブルを意識したアイデアを募集する「目指せ!サスシェフコンテスト」、専門家監修による学習ツール「サステナブル博士の部屋」など、5つのコンテンツを展開します。
サスシェフコンテストの審査委員長は、「冷凍王子」、冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんです。なるほどの委員長。食材を大切に活用してロスを出さない冷凍食品、ホームフリージングについて、わが国でいち早く消費者啓蒙を実践し、成果を出しているのは生協なのです。
キャッチフレーズは「サステナブルってわくわく!」。くらしの中でわくわく楽しく取組むサステナブルアクションを広めていきます。写真は当日発表した日本生協連の組織推進本部社会・地域活動推進部 サステナビリティ推進グループ新良貴(しらき)泰夫 グループマネージャー㊧、同グループ百瀬紋乃さん㊥、 本木時久執行役員 組織推進本部本部長㊨。「見える化をして、共に知り、共に学び、共にアクションする」(本木本部長)ことを世に発信します。全国組合員約3000万人と生協職員のつながる力によって、組合員のアクションはもちろん、組合員以外にも輪を広げていく方針です。
発表会では、全国の生協で取組んでいる「生協の2030環境・サステナビリティ政策」で掲げている5つの数値目標について、その進捗状況が報告されました。
プラスチック削減、紙使用量の削減、食品廃棄物の削減については「増加」していますが、これは供給高が増加したことが影響していて、供給高1億円をつくるための使用量(原単価)でみると全体的に削減傾向としています。