冷凍食品News

冷食協発表、昨年の冷凍食品生産数量、工場出荷金額とも伸びる。1人あたり年間消費量は0.8kg増えて23.9kgと過去最高

(一社)日本冷凍食品協会(大櫛顕也会長)は、4月21日、「令和4年(2022年1月~12月)冷凍食品の生産・消費」調査結果を発表しました。それによると、昨年の冷凍食品国内生産量は、前年比0.7%増の159万8808トンでした。同数値は160万トン超と過去最高値を記録した2017年実績に次ぐ数値です。工場出荷額は4.0%増の7,639億円と前年に続いて過去最高の数値を更新しました。

【業務用・家庭用別生産数量】

【業務用・家庭用別 工場出荷金額】

家庭用、業務用別でも、共に生産数量、出荷金額が増加しました。家庭用は数量、金額とも過去最高値です。前年同様、数量・金額ともに家庭用が業務用を上回りました。

家庭用は数量が8年連続増加し、80万トン台に到達しました。金額も3年連続増加して4千億円台に。数量・金額ともに過去最高値です。


品目別(小分類)生産量では、春巻(122.9%)、ギョウザ(103.9%)、パスタ(105.7%)などが大きな伸びを示しました。ラーメン類は前年、生産数量でパスタを若干上回りましたが、今回は前年比104.4%。麵類の中で再びうどん、パスタ、ラーメンの順位となっています。フライ類の数量は伸びず、前年比98.0%でしたが、出荷金額では102.2%と伸長していて、価格改定の影響が顕著に出ています。

品目別生産量の順位では、1位うどん、2位コロッケは変わらず、3位は前年の炒飯からギョウザに入れ代わりました。


冷食協では、国内生産量に冷凍野菜輸入量、調理冷凍食品輸入量(協会会員企業のみ調査)を足して、わが国の冷凍食品消費量としています。昨年は、冷凍野菜の輸入量は7.2%増加し、円安が進んで輸入額も38.7%増と大幅に増加しています。国内消費量は、298万1483トン、前年比3%増。国民1人当たり年間消費量も前年より0.8kg増加して23.9㎏となり、いずれも過去最高数値になりました。

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