「冷凍食品は、作りたて・とりたての品質・栄養をたもっている」認知度81%~市冷協
「冷凍食品は急速冷凍をするので、作りたて・とりたての品質・栄養をたもっていますが、あなたは知っていましたか?」
首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)が終期消費者キャンペーン実施の際行ったアンケート回答の結果は、「知っている」81%となりました。
じわじわと認知度が向上しています。市冷協が毎年実施している、パッケージのバーコードを送付して応募するプレゼントキャンペーン「毎日おいしい 冷凍食品キャンペーン」の大きな成果だと思います。
2022年度は、通常の夏期キャンペーンだけではなく、秋期キャンペーンも実施、夏・秋共にバーコード14枚を集めて応募する景品「セカンド冷凍庫」が注目を集めたことをはじめ、盛り上がりました。2回のキャンペーンで応募総数は7万2千通を超えました。
12月14日に開催された、首都圏の冷凍食品取り扱い問屋とメーカー担当者が集った市冷協「合同会議」です。首都圏の問屋が正会員、賛助会員には家庭用冷凍食品の主要メーカー並びに日本冷凍めん協会が参加して連携をもっているからこそ、首都圏マーケット全体の活性化に寄与しているんだと改めて感じます。
「夏期、秋期の間が短かったのにもかかわらず、多くの応募があり、冷凍食品の需要の高まりを感じています」と齊藤会長(国分フードクリエイト)。
会議では、日本冷凍食品協会広報部の鈴木次長が、今年度の広報活動を報告、また、消費者アンケート結果に基づいて、「コロナ禍により冷凍食品を使うようになった方が10%近くいます。一方、冷凍食品を利用しない、という方が14%。使わない理由を聞くと、半数の方は『特にない』と答えます。その比率は男性が多く、理由は特になく利用していない方に、きっかけのボタンを押すことができたらと想う」としました。
冷食協では今年度、新たな広報活動として、セブンイレブン店頭向けにPOPを提供しました。10月の冷凍食品月間にあたり、「食品ロスを減らすために冷凍食品を活用しましょう」という訴えかけです。
また、管理栄養士を目指す大学生に実施したアンケート結果では、美味しいと感じている学生は90%ですが、その一方で2~3割が不安を感じ、栄養が低いとか、保存料を使っている、といった誤まった認識を持っているとか。「『あなたは本当の冷凍食品の実力を知らない』とアピールする必要がある」(鈴木次長)と語りました。
市冷協の菅野副会長(三菱食品)は、「ヘビーユーザー以外にアピールを強化することを協力しながらやっていきたい」と語りました。賛助会員代表挨拶は日清製粉ウェルナ日詰氏が行いました。