冷やし中華、極太つけ麺に続く第三弾は「カレーうどん」(注)あたたかいです~ニチレイフーズ竹永社長
ニチレイフーズは12月6日、『パーソナルユース商品』として開発する家庭用冷凍めんの第三弾商品として、「カレーうどん」(1人前、450g)を2023年1月1日に発売すると発表しました。
今年3月発売の「冷やし中華」、9月発売の「極太つけ麺」に続く、第三弾です。同6日午後は、ニチレイグループ年末記者会見が開かれ、同席上、既存2品が麺に氷を乗せてレンジで冷たい麺ができる新製法を採用していることから、「カレーうどんは冷たいのですか?」という質問も、、、
「カレーうどんはあたたかいです」とニチレイフーズ竹永社長。
新商品「カレーうどん」は、トレイ入りで電子レンジのみで調理が完結します。特製スープは、山形工場の「スパイスコーディネーター」が調合するオリジナル。かつおだし、昆布エキス、ポークエキスをベースに、21種類のスパイス&ハーブを使用した、コク旨カレースープとのこと。同工場は、長年実績のあるニチレイブランドのレトルトカレーを製造している工場なのです。麺はもちもち食感、食べやすいように、短めに調整。具材は、豚バラ肉、かまぼこ、ねぎ、油揚げ。
「カレーうどん」試食リポート
冷凍食品が1月1日に新発売されるのは異例のこと。実は業務用のパーソナルユース商品も今年11月から福祉給食業態の「ハレの日」メニューを想定して、老舗洋食店、たいめいけんの三代目、茂出木浩司シェフ監修の2品を発売しています。
三代目たいめいけん茂出木浩司シェフ監修「大人の洋食ランチ」チーズインハンバーグ・デミグラスソース
三代目たいめいけん茂出木浩司シェフ監修「大人の洋食ランチ」チキンステーキ・オニオンソース
付け合わせの野菜もついて、施設の厨房ではスチームコンベクションや蒸し調理、少量なら電子レンジ調理で、すぐ洋食レストランの味わいを提供できます。
「パーソナルユース商品のニーズは高まっていて、とにかく矢継ぎ早に出してくださいと言っています」と竹永社長。厨房が狭い、人手不足、バラエティなど、さまざまな悩みに対応できる冷凍食品が熱く求められているのです。それは、家庭でも同じ。手軽に時短、美味しいメニューを食べたいという要望に対応できるのが冷凍食品なのですね。
ニチレイフーズのパーソナルユース商品は、注目のヒット商品「冷やし中華」を筆頭に、上半期(4月~9月)売上高が100億円を突破したとのこと(トレー入り商品、今川焼などワンハンド商品含む)。
今年度の売上見込みは、業務用、通販含め230億円の予定。さらに、現在進行中の中期経営計画の最終年度、2025年3月期は、300億円を目指しています。
ところで、元日にカレー発売ということで、「おせちもいいけどカレーもね」という昔懐かしいCMを思い出しました。