マルハニチロが『健康冷凍弁当』ナッシュに出資、マイナビも追加投資し尼崎に新工場建設、今夏稼働へ
マルハニチロは4月11日、「nosh(ナッシュ)」ブランドで“糖質30g・塩分2.5g以下”コントロールなど「健康」に特化した冷凍食事セットを製造・EC販売するナッシュ㈱(大阪市、田中智也社長)に、今年1月7日出資したと発表しました。出資額は2億6600万円。
ナッシュは事業拡大に伴い新工場建設を計画、第三者割当増資による資金調達にあたり、2020年から水産物をはじめ畜肉、農産品など食材供給を受けてきたマルハニチロに声かけし、出資が実現しました。今回同時期にマイナビもナッシュに対する追加投資(4回目)を行っています。
ナッシュ新工場は、兵庫県尼崎市潮江5丁目に既に建設中で、今年夏にも稼働開始を目指しています。生産能力は、216,000食/日(6,480,000食/月)で、現工場の約4倍です。
マルハニチロでは、食材供給面での一層の関係強化に加えて、ナッシュが得意とするECノウハウに関心を持っています。それに関する人的交流や製造・品質管理にかかわる交流については「可能性はある。現時点で未定」としています。
ナッシュでは、「マルハニチロとの資本業務提携は、マルハニチロが有する原材料の調達網や食品製造に対する幅広い知見と経験、及び冷凍商材の物流に関する知見や設備を活かし、noshの製造コストや物流コストの低減、さらなる製造品質の向上を目指すために行うものです。合わせてマルハニチロとは、相互のリソースを活用し、業務効率化を目指すとともに新規アイテムやサービスの導入に向け検討を進めていく予定としております」(ニュースリリースより)とコメントしています。
今回の資本業務提携発表前日から、ナッシュは池田エライザさん起用のWEBCM放映を関東地区で開始しています。