世界に美味しいラーメンを! 札幌発、西山製麺が快走~
先日開催された日本冷凍めん協会総会後の懇親会で、とても同業メンバーにモテていたのがこの方、札幌の西山製麺㈱、西山隆司社長です。札幌ラーメンファンなら誰でも知っている、元祖札幌ラーメン「西山ラーメン」のトップ。モテモテの理由は、ラーメン輸出事業の快進撃なのです。
西山製麺の英語版ウェブサイトのトップページをご覧ください。
西山製麺 英語版ウェブサイト Nishiyama seimen web Ramen
北海道の食文化ラーメン、そして今やラーメンは日本のクールな食文化に。「ニューヨーク、ボストン、ワシントンを回って先ほど帰国したばかり」という西山氏の語る海外マーケットの話に興味津々です。2018年6月現在、世界27カ国・地域へ。メイド・イン・サッポロのラーメン食材を石狩港から冷凍コンテナで現地法人へ輸出しています。
「いかにもビジネス!というかっこうでは行かないんですよ」と話す西山氏。ラフなジャケットスタイルでマーケットを調査してくるそうです。「北海道」ブランドは海外で人気。北海道物産展は35年前くらいから、ハワイ、香港をはじめ開催されてきたそうです。そんな折に現地で札幌ラーメンを実演紹介したのが海外事業の始まりとか。20年ほど前からは、香港やシンガポールなどからラーメン店開業の相談が来るようになり、食材の提供を開始するとともに、社内にラーメン店と同じ厨房を設備して、調理指導も行う体制を整えました。
西山製麺は、2014年に独資の現地法人を2カ所、ドイツ・デュッセルドルフ、米国(当初ワシントン、16年にニューヨーク移転)に設立しています。「40年前欧米のクールな人は、箸の使い方を練習しました。今や、ラーメンをすすって食べられる人が、世界の食を知り尽くしているクールな人」(西山氏)だそうです。