暑くなってきましたので、「冷凍パクチー」の話、聞いてきました!
冷凍ほうれん草ではありません。冷凍パクチーです。暑くなってきて熱帯地域の料理が美味しいですね。いつでも冷凍庫にパクチーがすぐに使える状態になっているって、いい感じです。ちなみに、タイではパクチー、英語はコリアンダー、中国・台湾では香菜(シャンツァイ)ですね。
「パクチーあったらいいな~」(占星術師Sugarさん)、「冷凍パクチーありますよ。昨年11月に発売されたばかりです」(山本)、「え!あるんですか!!」(Sugarさん)、「冷凍野菜は軽くゆでてから急速凍結していますから生のパクチーのイメージとは少し違うんですけど、汁ものや炒め物に使うとばっちり。風味はそのまま」(山本)。3月、ザッパラス「占いTV」の収録時にそんな会話をしました。まさに、パクチー好きにはたまらない新商品です。
販売元の五十嵐冷蔵(本社 東京都港区)をたずね、話を聞いてきました。
五十嵐隆敏取締役食品部長です。おしゃれな感じのクールビズスタイルで面談いただきました。「農産品(冷凍野菜、ポテト除く)は30億円くらいの販売です。ほとんど業務用で市販品は15%程度ですが、スーパーでも500gパックなど大袋で売ってきました。パクチーは市販品のポテンシャルを改めて認識させてくれた商品です」
開発を担当した食品部農産チームの片倉太朗主任です。「商品のイメージ写真を印刷したアルミ蒸着パッケージを採用したのは、このパクチーが初めて」だそうです。実は画期的な商品開発でした。
片倉主任、入社は昨年4月。大手スーパー日配品の漬物の営業から転じて、原料は同じ野菜ですが、初めての冷凍食品の仕事です。いわばルーキーのホームラン。新しい発想で、新しい商品開発に成功しました。きっかけは、転職挨拶に出向いたイトーヨーカ堂で、日配品から冷凍食品担当に異動した小笠原優マーチャンダイザーから、「パクチーある?」と聞かれたこと。すぐに探しましたが無い。ならば作ろう!ということで、取引先の工場がある中国山東省で、冷凍パクチー原料「専用畑」の確保にまでこぎつけました。試作品を見てもらったら、いいね、これでいこうという話になってヨーカドーに採用されました。「パクチーは45日~60日で収穫できるんです」と片倉主任。しかし、5月からリサーチを始めてその年の11月に発売するとは、すごい行動力、異例のスピードです。
冷凍パクチーは話題になって、他のスーパーやコンビニからも引き合いがきました。また、業務用にもほしいという話が出てきています。「市販品は300gでは多いので少量パックも検討中」とのこと。第2弾春作の原料は6月に収穫予定だそうです。
片倉主任のおススメ、担々麺に冷凍パクチー、やってみました。文句なしの美味。パクチー風味のスープを飲み干してしまいそうに、、、、
先月たまたま行った札幌円山のAEONで目撃しましたが、持って帰れるわけもなく。
ぜひ首都圏でも再販して下さい。
ヨーカドーで販売終了。どうか再販してください。冷食コーナーにいた店員さんにもリクエストしました。