「肉を味わうビーフシチュー」 こんなガツン!とした冷凍食品は久しぶり(米久)
大きなお肉がごろっと入った、米久の「赤ワインと地ビールでじっくり煮込んだ 肉を味わうビーフシチュー」(170g)。牛肉は仕込み時40%の70g、赤ワインは1.8%です。これは今までになかった商品。お肉のメーカーの本気を感じます。3月1日の発売。
肉は牛バラ肉(USビーフ)で、一度油で揚げてから、ローストすることにより、お肉の旨みを閉じ込めます。さらに注目したいのは、その肉とソースを真空パックして、真空調理(4時間)している点。つまり、新進気鋭のシェフが調理したひと皿と同じ、と考えても良いのですねー。こだわりのあるソースは、赤ワインに地ビール(御殿場高原ビール)でコクを出し、そのコクがたまねぎの甘味を引き立てます。
お肉はというと、、、こんな感じのを試食。
ひとかたまりばかりでなく、、、、
こんなのや、
こ~んなのもあります。
がつんとした肉メニュー。家庭用の冷凍食品では久々に出会いました。真空調理したお肉はやわらかく、ご飯と一緒にお箸で食べるという夕食シーンが浮かびます。あえて野菜を入れなかったのは、「後から足してもらったほうが美味しい」(玉井冷凍食品事業部長)という英断によって。
玉井部長にインタビューしてきました。中華冷凍食品の名門ブランド「大龍」も、現在米久の商品です。
「中華満漢全席が可能な冷凍食品業界唯一のメーカーです。でも中華だけではなく、肉加工メーカーの強みも生かしたい」ということで新発売する「ビーフシチュー」なのです。今のところ家庭用冷凍食品は関東地区が中心ですが、今年は春から取り扱いスーパーが格段に増えることになりました。
冷凍食品事業は、2016年度売上36億円見込みです。1年間で10億円の上乗せ!!! 売上の主軸は、業務用カテゴリーに入る中華点心の受注生産や、コンビニPBで過去1年おなじみの下記商品ですが、家庭用冷凍食品も今年は、「大龍」ブランドとお肉メニューで力が入りそうです。
小龍包は、レンジ調理を避けて、フライパン調理を提案して、ヒット中です。
ごまだんご、チャーシューまんの2品は、現在地域限定ですが、近く全国版にとのこと。