秋冬パスタは「生」、「野菜」、「和」、そして、びっくり!「焼きそばソース味」
冷凍パスタ有力3社の新商品が先週出揃いました!
いろいろなチャレンジがある中で、最もびっくりしたのがこれ↓
日本製粉の「オーマイ Big ジューシー焼きそばソース味 スパゲッティ」
焼きそばじゃありません。オタフクソースにウインターとキャベツの具だけど、、、
試食にはマヨネーズまで添えてくれました。やる気十分ですね。
ひと口食べて、「焼きそばじゃないですか~」と笑いながら噛んでいくと「あぁ、スパゲッティですねー」となります。
しかも、焼きそば商品の悩みになりがちが麺がからむベタベタ感がなく、すっきりとソースがからんで、焼きそばより焼きそばらしい?
写真は、我が意を得たりとニコニコの宮田部長。「いいでしょ?以前からカップ焼きそばのマーケットを狙いたかったんです」
なるほど。元祖Bigパスタを開発したオーマイ。圧倒的男性ファンを得て、そのニーズに合致した自信昨の投入です。
(ちなみに、部長が右手に持つのは五穀ごはんにリニューアルしたロコモコ!。これは女子の心をくすぐりますね~)
女性ニーズに応えた“野菜たっぷり”コンセプトのパスタもきっちり開発しています。
いずれも8月22日全国発売。
日清食品冷凍の新商品パスタも、一番人気は、野菜!!!
9月1日発売、「日清 もちっと生パスタ ほうれん草とベーコンのカルボナーラ」です。
お手頃価格の生パスタシリーズとして人気を得た『もちっと生パスタ』は、ソースがからむ平打ちパスタを採用していますが、新商品はなんと!ほうれん草粉末を練り込んだ鮮やかな緑色の平打ちパスタです。
チーズと卵黄に北海道生クリームを加えて仕上げた濃厚なカルボナーラソース。ほうれん草、ベーコン、しめじの具材が彩り鮮やか。
さらに!!
「和」のパスタ。
なかなか予約が取れない和食の名店「賛否両論」店主、笠原将弘氏監修による、和の素材の味わいを生かしたパスタ、「日清 日本のパスタ」シリーズ2品
「根菜と鶏そぼろのミートソース きんぴら風味」、「乱切り海老とれんこんのカルボナーラ ゆず・白みそ仕立て」です。
監修商品にありがちな後追い監修ではなく、店主自らの発案メニューとか。お箸でいただいてみました。味わいまさに、きんぴら!!れんこんもパスタに「いける!」と納得。「和」のサプライズです。さすが。
さてさて、長くなってまいりましたが、日清フーズのパスタ新商品は、「極旨(ごくうま)生パスタ」シリーズ、「味わい生パスタ」シリーズ、そして「大盛り生パスタ」シリーズと3シリーズを揃えました。
「マ・マー 生パスタ」の新時代到来。
人気シリーズ『弾む生パスタ』をあえて下ろしてしまう英断には驚きました。そして、国産小麦粉100%の生パスタ、ごだわり高付加価値の『極旨生』、コスパ重視のファミリー向け『味わい生』、食べごたえのある幅広めんで『大盛り生』と3シリーズにして新展開に入ります。9月1日の発売。
ちなみに『極旨生』は6品の一挙発売です。
アメリケーヌソースの旨み贅沢 海老トマトクリーム、北海道生クリームの旨み贅沢 クリーミーボロネーゼ、熟成ベーコンの旨み贅沢カルボナーラ、北海道生クリーム仕立ての旨み贅沢明太子クリーム、あさりとしめじの香ばしバター醤油風味、小柱とあさりの魚介醤油味です。
いずれにしろ、各社渾身の開発提案。
というのも、冷凍パスタ市場は成熟マーケットになってきたといわれていて、さらに幅広い顧客層獲得が課題だからです。つまり、まだ冷凍パスタ未経験の方々にも、ぜひ!というご提案。
確かにもちもちの生パスタは幅広い年齢層に受け入れられそうだ。デュラム小麦、本格イタリアンパスタ云々と書いていたのがまるで遠い昔。
ふと、うどんと生パスタの違いについて、聞いてみた。
日清フーズの回答は、「まず、ソースが違う」。いやいや、他社は焼きそばソースですよねーとか心の中で思っていたら、「うどんは生地をのばして包丁で切る、生パスタは押し出し式めん」との説明。