日本の「冷凍」、今年90周年
日本初の冷凍食品は、昭和5年(1930)。今年で85年!!と前回書きましたが、
「冷凍」が日本で認知されたのは、それよりひと足早く大正14年(1925)でした。
日本は、大正13年に『国際冷凍条約』に合意して、国際冷凍協会(1909~、略称IIR)に加盟、
翌年の大正14年にIIRの窓口機関として、日本冷凍協会が設立されたのです。
日本冷凍協会は、後に現在の日本冷凍空調学会(1997~、略称JSRAE)に名称を変更しています。
え?、ですよね~
国際条約になるくらい「冷凍」は人類にとって重要なもの!!!
冷凍食品が、すごっく大切なものに思えてくるでしょう。
「冷凍」は、エアコンに代表される「空調」と、冷凍食品にかかわる「食品冷凍」の2つに分けることができます。
JSRAEが定めている技術者資格も「冷凍空調技士」と「食品冷凍技士」の2つがあります。
冷凍とは、「物体の中から熱を除き、その状態で取り扱うこと」なのだと、かつて、冷凍食品の祖、加藤舜郎氏に教わりました。
なんて深くて広い、冷凍の世界。
今年は、日本で初開催の「国際冷凍会議」が8月に横浜で開催されました。
「JSRAEの企画はパーフェクト」と語ってくれたIIRディレクター
冷凍食品協会が協力して、冷凍食品についての市民フォーラムも開かれました。
JSRAEは、明日(10月22日)、90周年の式典を早稲田大学キャンパス内で執り行います。