冷凍食品News

自慢のコシに”もちもち感”アップ、のどごしも良し 50周年リニューアル「カトキチさぬきうどん」~テーブルマーク

テーブルマークは、今年発売50周年を迎えた冷凍さぬきうどんをブラッシュアップ!! 9月1日に名前も新しく「カトキチさぬきうどん」(5食:900g/3食:540g)としてリニューアルします。

同社さぬきうどんの自慢は、なんといっても強いコシ、ですが、その特長はそのままに、もちもち感をアップして、かつなめらかなのどごしを実現しました。

記者発表会(7月24日)で提供された、現行品「さぬきうどん」㊧とリニューアル品「カトキチさぬきうどん」㊨の比較試食です。

まず現行品。いつものコシ、うまいです。そして、リニューアル品。お、明らかに違う。もちもちが来て、コシにうなり、飲み込めばのどごし良し。上の写真をじっくり見ていただくとリニューアル品の方が太めに見えると思います。

何がリニューアルされたかというと、原料の配合変更に加えて、麺に厚みを持たせることで吸水面を増やし、もちもち感をアップさせています。さらに切断面を厚くしたことにより、エッジが強調されて、よりくびれ感がアップしています。

テーブルマークでは、発売50周年の年のリニューアルに当たって、香川県内のうどん屋の麺幅・麺厚を徹底調査。

「麺幅・麺圧の分布図の中心エリアから若干はずれていることが分かり、中心に近い設計にリニューアルしました」(戦略本部マーケティング戦略部の松田昇太麺カテゴリーマネージャー)

年間6億食も製造している人気商品(テーブルマークの冷凍うどん全商品の2023年年間製造で6億食突破)ですので、リニューアルにはとても勇気が必要だったそうですが、試食調査をしてみると、もちもち感、太さの好み、のどごし、おいしさという全ての項目で評価が現行品を上回ったとのことです。すごいことですね。

冷凍うどん50周年にあたって、「感謝」を伝えていたキャラクター「麺坊や」は、今回のリニューアルを機に「カトキチさん」と名前を変更。稲庭風うどんも丹念仕込みも「カトキチ稲庭風うどん 5食/3食」「カトキチ丹念仕込み本場さぬきうどん 3食」になります。

具付うどんも、コシはそのままにもちもち感をアップさせます。

「讃岐麺一番 肉うどん」

「讃岐麺一番 きつねうどん」

「讃岐麺一番 カレーうどん」

「讃岐麺一番 えび天うどん」

パッケージには、『冷凍具付うどんブランドNO.1」(インテージSRI+ 冷凍具付うどん市場2023年1月~12月累計販売金額)と印刷。麺職人「カトキチさん」のイラストに「カトキチ」の文字が入ります。

【50周年のリブランド】

7月24日開催の発表会で、冷凍うどん50周年について語った泉貴成執行役員戦略本部長兼研究担当は、「50周年は長年ご愛顧頂いているお客様へ感謝を伝えること、そして、次に50年に向けて新しいファンへのメッセージを伝えること」と2つの狙い挙げて、看板商品「さぬきうどん」のリブランド、プロダクトブランドとしての『カトキチ』の活用と、「うどんだけじゃない、冷凍麺のテーブルマークのPR強化」方針を示しました。

テーブルマークでは、玉うどん製品には「カトキチ」のマークを印刷(写真㊤現行品)していますが、ブランドはテーブルマークとしてきました。

今回、冷凍うどんは「おいしい」「便利」「使い方色々」と伝え、「そのうどんはカトキチさぬきうどん」=「カトキチさぬきうどんを作っているのはテーブルマーク」と広めていくリブランディング戦略を展開していくことに。

冷凍うどん発売50周年に向けて改めて調査をしてみると、テーブルマークとカトキチは、ほぼ別のブランドと認知されていて、カトキチが購買動機につながっている、という結果が出たそうです。

また、カトキチは高齢者に認知度が高いのは明らかですが、若い世代でも食卓の思い出として「カトキチ」ブランドを記憶し、次の世代に伝えていることも分かったとか。「企業ブランドとしてテーブルマークを知ってもらう。カトキチの持つ商品ブランドとしての資産を生かす」(庵原リサ マーケティング戦略部長)施策です。

2024年秋の商品施策、家庭用のテーマは「冷凍麺のテーブルマーク」への進化、と発表した庵原部長。

今年、うどんのリブランドと共に、新しいお客様との接点作りを進めていきます。現在も「将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会」(6月~11月、全国11地区、来場者数約1万2,000人)へキッチンカーを派遣して試食イベントを実施中です。

また、「冷凍食品は生活をより良くするパートナー的存在」として、家庭内の「個食」と「家族の食事」に対応していく方針です。個食麺は一食としての完成度を高めていくことに努め、家族の食事では、喫食体験を通じて玉うどんの利用は、おいしく栄養バランスの良い食事が効率的に用意できることにつながることをPRしていきます。

今回の発表で驚いたのは、冷凍うどんの購入率が35%とまだ低い(コロナ禍前は30%)という分析でした。意外にもまだ低い。でもそれは、今後も需要が伸びていく、ということになります。レンジ解凍で、便利においしく、さまざまな食事シーンで使えることなど、メニューと共に広めて、「購入率を40%、50%に」(松田カテゴリーマネージャー)する施策が、冷凍麺トップメーカー、テーブルマークに期待されています。

 

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