冷凍めん協会 白潟会長(キンレイ)就任、新任松田副会長(テーブルマーク)
一般社団法人日本冷凍めん協会は、6月5日に第21回通常総会を品川プリンスホテル・メインタワーで開催しました。議事すべて議案通りに承認され、任期満了に伴う役員改選では13名の理事を選任、理事互選によって会長代行を務めていた白潟昌彦氏(キンレイ社長)が会長に就任しました。
総会後の懇親会開会挨拶で白潟会長が、「前任会長のテーブルマーク吉岡社長が昨年12月に退任されましたので、私が1月から会長代行を務めて参りました。先ほど理事会で正式に会長に就任いたしました」と報告、満場の拍手が起こりました。「全力で冷凍めん協会が業界発展の力となれるよう頑張って参ります。よろしくご支援をお願いします」と述べました。
来賓代表挨拶は、農林水産省大臣官房新事業・食品産業部小林大樹部長。
新役員紹介に続き挨拶・乾杯発声は製粉協会の宮原朋宏会長。
「冷凍めん協会は、冷凍めんの簡便、おいしさばかりでなく、環境問題への配慮、安全・安心の追求をされており敬服いたします」と宮原会長。また、小麦価格等の近況にふれながら「小麦粉安定供給の使命を全うする」と語り、乾杯発声の音頭を取りました。会には、厚生労働省健康・生活衛生局食品監視安全課の森田剛史課長も列席しました。
★「冷凍めんは“生活インフラ食品”。うどんは毎年地球を220周」松田副会長
中締め挨拶に立った新理事・松田要輔副会長(テーブルマーク社長)は、「20億食を超える冷凍めんは“生活インフラ食品”と言ってよいでしょう。中でもうどんは生産量No.1で11億食です。1食当たり平均200gとして、そのつなげた長さは8メートル余り。11億食ということは、冷凍うどんは地球1周4万キロを毎年220周していることになります」と語り会場を沸かせました。テーブルマークは今年、冷凍うどん発売50周年。その実績を数値で表現して、冷凍めん業界の更なる発展を誓い、一丁締めの音頭を取りました。
冷凍めんの2023年生産食数は2年連続の20億食超え。製品価格の改定はあったものの、「おいしさ、手軽さ、便利さ、安全安心の取り組みが市場で認められることで、前年比微増の生産量で推移しています」(白潟会長)。
協会の今年度事業は、引き続きRMK認定工場制度による安全・安心の製品づくりを進めるにあたり、監査強化(FSSC22000ver6対応)。広報活動では、昨年につづきFM番組、SNSによる情報発信を行い、「全国高校生冷凍めん料理コンクール」は2年度目の実施します。