冷凍食品Event

郷土の味アレンジ!「第1回全国高校生冷凍めん料理コンクール」最優秀賞は鹿児島・垂水高の男子3人組


全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)主催、一般社団法人日本冷凍めん協会協賛による「第1回全国高校生冷凍めん料理コンテスト」の表彰式が3月21日、東京・代々木の家庭クラブ会館ホールで行われました。
「ほっこりつるっとみんなが喜ぶめん料理」というテーマに沿ったメニューを、FHJ加盟高の生徒2~4名グループ、調理時間1時間以内、材料費は1人分500円程度を条件に募集して、423グループの応募がありました。
一次審査で20点に絞り、二次審査を通過した7点のレシピに基づき、一般財団法人ベターホーム協会講師でお料理研究所チーフの大須賀眞由美氏が再現、最終審査を行い、見事、最優秀賞に輝いたのは、鹿児島県立垂水高等学校「課題研究3人組」による冷凍うどん活用メニュー「垂水発鶏麺(たるみずはつけいめん)」です。
応募したのは、生活デザイン科3年の男子3人組のグループで、奄美大島の郷土料理・鶏飯(けいはん)をアレンジしたもの。彩りがよいですね。
3人組を代表して表彰式に出席した篠原さん。「食材を工夫してスープの美味しさを出し、スープを取った後の鶏肉も具材に利用しました」と食材を無駄にしないSDGsに配慮。メニュー考案を通じて「鹿児島の郷土料理に感心を持つことができました」と高校生活最後に受賞できた喜びを語りました。また、4月からはIT技術系の専門学校に入るそうで、「1人暮らしを始めるので冷凍めんのお世話になることも多くなります」と冷凍めんファンぶりも披露しました。

優秀賞は2点。沖縄県立宜野湾、陽明高等学校の「あきさみよー」グループ(知念さん伊差川さん:写真前列㊨)、「南の島より! じいちゃんもばあちゃんも、孫もにっこり麺料理♡」。うどんをサンゴの白い浜に、地元食材のアーサとオクラでコバルトブルーの海を表したメニューです。子どもからお年寄りまで幅広い年代に愛される味わいを目指しました。
もう1点は、香川県立高松南高等学校の「Cookingみなみん」グループ(交通トラブルで顧問高木先生がコメント代読:前列左端)による「ラグマン風!サクサクかき揚げのトマトうどん」。ウズベキスタンの料理「ラグマン」が、郷土のさぬきうどんに似ているという気付きから生まれたアイデアメニューです。

FHJ賞は、群馬県立新田暁高等学校の「生活系列チーム2B」チーム(写真2列目㊧下山さん)の「ネバトロお蕎麦の年越しクレープ~家族みんなで良いお年を~」。これは、誰でも食べやすくという心配りから、冷凍そばを使ったクレープ、とい斬新なアイデア。

日本冷凍めん協会賞は、茨城県立水戸第二高等学校の「わくわくうどん連合国」チーム(2列目㊥宮内さん、小室さん)の「スポーツ応援うどん」でした。タンパク質を吸収しやすくする組み合わせ、貧血予防など、授業で学んだスポーツ栄養学を活かしたメニューです。冷凍めん協会の白潟昌彦会長は、表彰状を渡しながら、「私は満点をつけました」と受賞チーム称えました。

表彰式では、FHJ成人会・平栁伸幸会長が「第1回で423グループの応募があり、どれも完成度が高い料理ばかりでした。グループ出品を条件にしましたが、仲間と支え合い励まし合いレシピを完成したことと思います」と挨拶。

日本冷凍めん協会の白潟昌彦会長は、「麺の中で一番多いのはインスタント麺で55%、次は素麺をはじめとする乾麺、チルドのゆでめん、冷凍めんで約15%ずつです。冷凍めんは最近チルドめんを追い越すほどになってきました。高校生の皆さまにも冷凍めんに親しんで食べていただきたいという思いでコンテストを協賛しました。審査で再現メニューをおいしく食べましたが、郷土料理や特産品を取り入れて美味しくつくる工夫、努力を感じました。ぜひ来年も続けていきたい」と話しました。
講評は審査員を代表して実践女子大学教職センター教授・元文部科学省初等中等教育局教科調査官の市毛祐子氏が行いました。

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