高級冷食の先駆けSLCの新商品は「賢いおやつ」「糖質コントロール」「ペットサプリ」「Y’s MENU(仮称)」
「冷凍食品の社会的地位は格段に高まってきた。高級冷凍食品の先駆けである当社の『Z’s MENU』がまちがいなく貢献した」と2021年を振り返ったSL Creationsの佐藤健(けん)社長。
1月12日にリモート開催(一部会議室出席)した新年恒例の合同マネージャーミーティングのひとこまです。冷凍食品宅配ビジネス最大手の同社にとって過去2年続くコロナ禍は、対面で行う無料試食パーティの開催が困難になるなど販売員シュガーレディの活動が制限される中での厳しい事業展開でした。しかし「ひとことで言えば、ピンチとチャンス」と佐藤社長は語りました。対面が困難な状況は、オンライン化やキャッシュレス化といった効率運営の促進につながり、コロナ禍での巣ごもり需要により冷凍食品が注目を集める中で、同社が2020年春から開発・販売している至高レベルの冷凍食品『Z’s MENU』が人気を得て、百貨店での売場づくりが次々と進んできました。
百貨店のZ’s MENU売場は、阪急百貨店、近鉄百貨店7店、京阪百貨店と続き、各種メディアでの採用も続いています。今年も次々と新商品を開発、投入する方針です。
「大きく飛躍できる年」として、佐藤社長が示した新年度の目標は、SLCの新しいファンづくり、また、世代交代等に伴う顧客消失の食い止めでした。さまざまな世代での新たなファン獲得にむけては、積極的に新商品を発売していきます。
当日は、2021年に開発する新ブランド4つが発表されました。そのうち既にブランド名・ロゴマークも決定しているのが、賢いおやつシリーズ『Any O’clock(エニーオクロック)』です。いつでも、子どもも大人も食べられる健康で美味しい「おやつ」として、3月に開催される日本最大の食品展「FOODEX JAPAN」に出展して発表、4月に新発売します。
新ブランドは他に、糖質コントロールシリーズ、ペット用サプリ、そして、『Y’s MENU(仮称)』。『Z’s MENU』はじめ、SLCのスタンダードブランド商品も、さまざまなチャネルから引き合いが相次いでいる状況ですが、SLCのスタンダードブランドは、自社の販売ルートでのみで展開しています。このチャンスを生かすため、またSLC販路を知ってもらうための新ブランドとして立ち上げるのが『Y’s MENU』です。
4つの新ブランドのうち、ペットサプリを除く3ブランドの開発には、『Z’s MENU』開発に携わっている岩城紀子氏(スマイルサークル社長)が参画します。究極の安全・安心にこだわりをもつSLCが、カリスマバイヤー岩城紀子氏と取り組む新商品群、ますます楽しみになってきます。
同社では家庭用ばかりでなく、オフィス向けの事業「オフィス・プレミアム・フローズン(OPF)」を展開しています。オフィスワーカーの昼食にスナック用に冷凍庫を設置して、食べた分だけ払ういわば“置き冷食”。2021年末現在、契約オフィスは370社に及んで「2022年春には黒字化へ」という新規事業に育っています。OPFを契約した企業のへの冷凍食品供給は、販売員シュガーレディが活動していますので、冷凍食品を熟知したきめ細やかなサービスが提供できています。事業黒字化により、ますます広がりが期待できる冷凍食品新サービスになりそうです。
「オフィスプレミアムフローズン」