キンレイ 第3工場計画を発表!! 今年8月に候補地内定、2024年5月稼働へ
キンレイの『お水がいらない』シリーズ。写真は、2021年秋冬新商品の「札幌味噌ラーメン」と秋冬季節限定発売の「ほっこりかぼちゃのほうとう」㊧、そして、『お水がいらない鍋』シリーズの「寄せ鍋」「旨辛味噌鍋」です。
先日開催した記者会見では、6月24日開催の総会・取締役会で決定した新役員体制の発表、さらに、第3工場計画の発表もありました。和田博行社長・営業本部長(写真上、㊧から2人目)は「前年度(2021年3月期)売上158億円。このうち8億円はコロナによる影響で、150億円が当社の実力と思うが、それでも順調」とこの好機に、次世代経営陣の体制を固めたと新トップ体制を紹介しました。白潟昌彦取締役副社長・商品本部長(㊨から2人目)、田嶋徹常務取締役生産本部長(㊧)、森江康行取締役営業本部副本部長(㊨)です。
白潟副社長は親会社の月桂冠から出向して8年目、「今回月桂冠を退職して100%キンレイに」と全力集中の抱負を語りました。また、新設となる第3工場のプランを発表。2024年5月完成を目指し、今年8月には建設地を内定予定としました。「場所は未定だが、岐阜、三重が候補地」としました。筑波工場(茨城県稲敷郡阿見町)、大阪工場(岸和田市)の中間地点ということになります。
2010年に発売した『お水がいらない』シリーズの好調に応えて、大阪工場を移転・新設したのは2017年。同年度に売上が100億円を突破、シリーズ累計販売職数は1億食を突破しました。その後も勢いは衰えず、2020年度はコロナ需要もあって3300万食を販売(2019年は2500万食)しました。10年で3000%強の伸長、販売食数は、累計1億3000万食を突破しています。
コロナ関連の需要贈があった昨年に比較した今年度は、売上高158億円の減収減益予算(事業関連で)。第1四半期は前年同期比99%と予算通りの進捗です。白潟副社長は、2021年度を「新たな成長に向けた自力強化」の年と発表しました。
田嶋常務は、2000年の入社で、前職の経験を生かした開発部門を志していましたが生産本部勤務で20年。「生産、品質保証をやってきたが、やりがいのある仕事。より愛していただける製品づくりに努めます」としました。
森井取締役は、月桂冠から出向(4月着任)、「1988年月桂冠入社以来、営業の現場。キンレイは、こだわりをもった良い商品づくりが評価されて伸びてきた。幸せを感じていただけるものづくりでキンレイファンの拡大を図っていきます」と語りました。