コロナ禍でWeb加入急増、全国主要地域生協の総供給高が8カ月連続の伸びる
コロナ禍、外出制限で頼りになる生協の宅配! 日本生活協同組合連合会がこのほど、2020年度上期業績を発表しましたが、全国65の主要地域生協の供給高(売上に相当)は、9月速報値も対前年同月比109.4%と伸び、2月から9月まで8カ月連続で前年同月を大きく上回っています。特に宅配のうち「個配」が伸びています。
4月以降、新規生協加入者は、4月度の前年比804%(つまり8倍)の急伸をはじめ、5月322%、6月231%、7月283%、8月275%、9月215%と伸びていて、既に6か月で56万人が加入(前年度は1ねんで38万人の加入)しています。Webを通じての加入が多く、「新規加入組合員の利用額が高い傾向」(日本生協聯・藤井専務理事)です。
日本生協連の上期(4月~9月)総供給高は、2260億円(前年比115.7%)。内訳は、コープ商品事業1765億円(同114.0%)、キャロット事業(衛生関連用品、児童書など)210億円(同127.5%)、カタログ事業270億円(同117.7%)、ギフト事業17億円(同119.0%)です。
コープ商品事業では、特に冷凍食品、加工食品が好調です。4~8月調理冷食供給高(冷凍畜産品のから揚げやカツ、やきとり等は含まず)は、前年比117%、冷凍野菜129%です。 中でも好調なカテゴリーは、麺類131%、きらきらステップ(離乳食)146% 、枝豆122%、ほうれん草134% 、野菜ミックス129%、果実136%。 いずれも大きく販売が伸びています。特に、
写真のコープ商品、「骨取りさばのみぞれ煮」は、今年コープ商品が60周年を迎えたことを記念して開催したコープ商品総選挙で人気商品第2位でした。脂ののったノルウェーさばを使用して、大根おろしのタレで仕上げた商品。骨取りなので、お子さまもお年寄りも安心しえ食べられます。
若い世代の生協加入動機にもなっている、離乳食のシリーズ、きらきらステップ、
幼児食のきらきらキッズ。いずれも絶好調。両シリーズでも日本生協連売上は、年間7億円(会員生協供給価格ベース)規模となっています。きらきらキッズは6~7月に発売開始した冷凍シリーズや10月に発売した冷蔵の「CO・OPちっちゃなキッズウインナー 98g(標準13~15本入)も好調です。今後も続々と開発商品が投入されるようです。