「神」冷凍食品 ベスト10にギョウザ2品、炒飯2品
主婦2000人の投票に基づく、「さまぁ~ずの神ギ問」(フジテレビ系、6月23日放送)、「本当に美味しい神 冷凍食品ランキング」、1位味の素冷凍食品「ギョーザ」をはじめとするベスト10は、
1位「ギョーザ」味の素冷凍食品
2位「ザ★チャーハン」味の素冷凍食品
3位「大阪王将 羽根つき餃子」イートアンド
4位「カトキチさぬきうどん」テーブルマーク
5位「塩あじえだ豆」ニッスイ
ベスト5内にギョウザが2品というのがびっくりですね。「大阪王将 羽根つき餃子」は、POSデータなどによると、5位くらいの商品というイメージでしたが、人気度合いはそれより高いということで再認識。今回のアンケートは、関東地域の主婦だったので、大阪あたりでアンケートを取ったらもっとトップに迫ったかもしれません。同シリーズでは、「ぷるもち水餃子」も人気商品。また、2018年春は話題商品「大阪王将 羽根つきチーズ餃子」もチェックしてほしいですね。
2015年秋に発売された「ザ★チャーハン」が人気2位という躍進ぶり、認知度の高さは称賛に値します。小栗旬さんのコマーシャルのように、若い男性がもりもり食べるガッツリ系炒飯がコンセプトですが、主婦の皆様も美味しく召し上がっているのですね。一方、強力ライバルの出現で「本格炒め炒飯」の販売が厳しいのかというと、これも改良を重ねていて伸長中(17年連続炒飯カテゴリーナンバーワン)です。今回の調査でも7位にランキング。2015年春の炒め感アップを図った大幅設備投資に続き、2018年春は、自家製焼豚を大きめのカットにして量も1.2倍にしています。
生産高統計品目別ランキング(日本冷凍食品協会2017年統計)を見ても、ギョウザと炒飯の2品目は近年大幅に伸びています。業務用を含めた品目別生産量順位は、1位コロッケ、2位うどん、続いて3位炒飯、4位ギョウザとなっています。
さて、ランキング後半はーーー
6位「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」味の素冷凍食品
7位「本格炒め炒飯」ニチレイフーズ
8位「エビシューマイ」味の素冷凍食品
9位「大きな大きな焼きおにぎり」ニッスイ(日本水産)
10位「横浜あんかけラーメン」マルハニチロ
ベスト10に味の素ブランドが4品。これには番組制作スタッフもびっくりしていました。「すごいですね」「いや事実です」というやりとりがありました。「プリプリのエビシューマイ」は、ギョーザ同様の超ロングセラー。しかも人気に甘んずるところなく改良を続けている点が支持される理由だと思います。お弁当に利用されることも多いことから、より見栄えをよく、美味しそうにと、エビをてっぺんに乗せる改良をしたときには感動しました。地味な改良なのですが、見た目の品質アップを生産効率を落とさず実現したとのこと。常に思いを込めて作る、商品を育てるってこういうことか~と当時いたく感動いたしました。
もうひとつ、地味だけどスゴイポイントとして紹介したのは、「大きな大きな焼きおにぎり」のトレイが、おにぎりを立てられる構造になっていて、電子レンジでムラなくこんがり解凍できるよう工夫していること。これも自社製品に「愛」を感じる改良です。
さぬきうどんは、もちろん、作りたてそのままの「急速凍結」という冷凍食品のメリットを強く感じていただける商品です。今回ご紹介した、うどんは「レンジで解凍OK」という情報は、暑い夏向けてぜひ覚えておいてください。冬の鍋の〆だけではなく、夏も簡単調理の冷やしうどんとして大活躍します。
ニッスイの「塩あじえだ豆」は、現在サムライジャパン応援版のパッケージも発売しています。見つけたらラッキー。ぜひ、サッカー観戦のお供にどうぞ。
具付き麺ナンバーワンの「横浜あんかけラーメン」! マルハニチロ「新中華街」シリーズの1品ですが、同シリーズは、赤坂璃宮の譚彦彬オーナーシェフの監修商品。間違いなしの美味しさです。ちょっと時間が足りなかったのか、コメントがカットされて残念なのでご紹介したいのは、あんかけラーメンに次ぐロングセラーアイテム、ニッスイの「わが家の麺自慢 ちゃんぽん」。実は全国版と地域版があって、それを合算すると、ほぼ、あんかけラーメンと肩を並べる販売量を誇る人気商品。
そして、このガリバー2品を追いかけて迫っているのが、日清食品冷凍の「担々麺」2品なのです。