冷凍食品2015できごとランキング(その1)
2015年振り返るのはまだ早いかな~
でも、クリスマス過ぎたら土日~月火で多くの職場が仕事納めですねぇ。
では、
冷凍食品の今年を振り返り、売場でのできごとランキング!!
第3位は、、、、
「ちょっと高くなった感じがするけど、買いやすくなった」
業界ではハイ&ローからEDLPへの転換とか言っているんですが、、、、わかりませんよね。
昨年秋頃までは、毎週◆曜に全品5割引なんて売り方が多かったのですが、「毎日お買い得=エブリデイ・ロー・プライス=EDLP」の販売スタイルに変わりました。
昨年から今年にかけて、円安や原材料高騰、エネルギーコストや輸送コストも上がって、結果いろいろなものの値段が上がりましたね。食品全般が値上げ。冷凍食品も同様です。
目立つ割引セールがなくなって、さらに値上げということで、一時期「高くなった」「セールのときにまとめ買いしてたのに」という声がよく聞かれました。
でも、振り返ってみると、今日はギョーザたべたいなーと売場に行って、セールじゃないとなんか損な感じがして買わない。食べたかったのにーということありませんでしたか?
そんな売場って、ある意味不親切。
(価格が)ハイの時には誰も来なくて、ローの時だけ買う売場って変ですよ。
それに、「5割引だなんて嘘でしょ。ほんとの価格が別にあるんじゃないの??}という疑惑もあったわけです。メーカーはきちんとしたものを作っているのに、大幅割引は粗悪品と考える人もいて、売場に来てくれませんでした。
もちろん、私も冷凍食品の消費者の一人。良いものが安く買えるのは大歓迎。
でも安くして売場が損をした部分について、商取引の中でいろいろなやり取りがあるとしたら、不健全だと言わざるを得ませんでした。
ということで、買いたいものが適正価格でおいてある売場に変わりました。
安くなってないなーと感じて遠ざかっていた方々も、少しずつ気づいてきて、EDLPの販売方法が定着したのが今年だったと思います。
ちなみに昨年まで、なんで一律割引なんかしてるの?ってよく聞かれました。
始めたのは東京の東急ストア。1980年前後に『月に1回、全品3割引』を名物にしました。その当時、冷凍食品はまだまだ歴史の浅い食品でしたので、安くたくさん売るのが目的ではなく、とにかく試してみてほしいという「一種の試食販売のような販促効果を狙ったもの」(当時の仕入れ責任者談)でした。
でも、売場の商品がまばらになるくらいの人気。ライバル店の売上に影響があり、「じゃあうちでも」というチェーンがあり、「うちは4割引にしよう」という店があり、さらに、2004年にヨーカドーで、衝撃の「半額」。そしてこれが広まったということです。
メーカーが仕掛けたわけではなく、量販店の思惑がエスカレートしていったと私はみています。
難しい話題になってすみません。
※冒頭写真はEDLPに切り替えた時期の某売場。「均一」販売の是非は頭を悩ますところ。それに関しては、すみません、またの機会に。