勝美ジャパン、インドネシア産「冷凍キャベツ千切」 製造方法で特許取得

㈱勝美ジャパン(東京都中央区、山崎裕康社長)はこのほど、同社が販売する「冷凍キャベツ千切」(業務用、500g袋)が製造方法の特許で登録されたと発表しました。
【特許概要】
•特許番号:特許第7690706号
•発明の名称:凍結前に加熱殺菌され、解凍後、無加熱摂取する、冷凍野菜の製造方法
•登録日:2025年6月3日
ブランチング(凍結前の加熱)時に野菜の酵素の失活を行わないことで、食感の良い冷凍野菜を実現しています。

冷凍野菜は、野菜をカットした後に、水またはスチームで加熱(ブランチング)することで野菜の酵素の失活、大腸菌・大腸菌群の殺菌を行います。本発明は、ブランチングの際、野菜の酵素の失活を行わないことで、食感の良い、美味しい冷凍野菜を製造することができます。
また、本発明は大腸菌群の死滅条件を満たすことを要件としており、これにより自然解凍で使用することができます。
同社が得意とするメディカル給食(医療施設、介護・福祉施設等の入院患者や入所の方々に対する食事)の現場、特に病院給食では、生鮮野菜のサラダはNGで、温野菜サラダしか提供することができません。そのため、調理現場ではカット・ボイル・冷却・温度計測の工程を経て、サラダとして提供しています。
勝美ジャパンの「冷凍キャベツ千切」は自然解凍で使用できるため、上記の工程を省略し、調理の手間を軽減することが可能。
また、同商品はインドネシアの熱帯地域の高原で収穫したキャベツを、収穫後すぐに本発明を用いた方法で製造することで、キャベツ本来のシャキシャキとした食感、美味しさを保っています。






