冷凍食品News

冷食協 藤江太郎新会長(10代目)就任「可能性があり価値が非常に高い食品を適正な価格で提供できる好循環を」

一般社団法人日本冷凍食品協会令和7年度通常総会終了後、理事交代に伴う改選で会長バトンタッチの握手を交わす大櫛顕也前会長(㈱ニチレイ社長)㊧と藤江太郎新会長(味の素㈱会長)です(5月21日パレスホテル東京)。1969年設立から数えて10代目の会長就任となります。

新任役員は、小梶聡理事(マルハニチロ㈱専務執行役員)、田中輝理事(㈱ニッスイ社長)、渡部信二理事(㈱明治常務執行役員〈6月26日付取締役専務執行役員就任予定〉)、久留米克志監事(マルハニチロ執行役員)の4氏。

藤井幸一副会長(サンマルコ食品㈱会長)㊨を交えて3ショット。藤井副会長は札幌合気道界の重鎮で立姿に迫力があり過ぎるので、少しお声がけして笑っていただきました。

藤江新会長は就任記者会見で、「伸長を続けてきて今後も大きな可能性のある業界で重責を担うことは、身の引き締まる思いです」「冷凍食品は商品価値が非常に高い。それに対して適正な価格で提供されなければいけないと思います。適正な価格が賃金アップにつながり、購買意欲の向上にもつながって景気の好循環になる。業界の、また日本の発展のために尽くしていきたい」と語りました。
記者団代表からの就任の抱負についての質問には、「“何が起こるか分からないことだけが分かっている”世の中にあって、協会にかかわる皆さまが最先端の情報をキャッチして、一歩でも早く対応できるよう、会長として支えていきたい。非競争領域での協会の取り組みをさらに拡大していきたい」と答えました。

冷食協では今年から、協会認定工場で製造された商品パッケージに印刷できる「認定マーク」のデザインを変更し、「HACCP」の文字を入れていきます。HACCPはHazard Analysis and Critical Control Pointの略で、食品の製造工程で危害要因を分析し、それを管理・制御するためのポイントを特定・管理するシステムです。国の「HACCP制度化(令和3年6月1日、原則すべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理に取り組むことを義務化)」に対し、認定工場は高度な品質・衛生管理体制で対応していることを明示するものです。

大櫛前会長は、協会相談役に。会長就任期間の5年間は、まさにコロナ禍の荒波を乗り切った期間でした。「就任の際は委任状可決でしたが、総会開催の場で退任のご挨拶ができ、けじめがつけれた」と大櫛氏。懇親会では、三浦佳子広報部長㊧から花束の贈呈がありました。

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