バーガーチャンピオンシップ、初のフライドポテトイベントに協賛したラムウェストンジャパン日野社長にインタビュー
ハンバーガーチャンピオンシップ(JBC)に指定食材で協賛、さらに、同時開催された初開催のフレンチフライチャンピオンシップ(JFFC)では、出品クライアントに食材協力した、ラムウェストン・ジャパン本社に行ってきました。
やはり玄関では、Mr.ポテトヘッド(ヒゲなし)がお出迎え。
JBCでは、決勝の指定食材にラムウェストンの「ポテトスティック」が採用されました。
白熱したグルメバーガー対決。熱烈ファンが会場に詰めかけて盛り上がりました。
ソースにひと工夫したり、
ぐしゃぐしゃにしたりと、いろいろハンバーガーにはさんでいくのが腕の見せ所でした。
フライドポテトチャンピオンシップでは、ラムウェストンは、「UMAMI BURGER」に協力、ポテトにソースやトッピングをどさりとのせる、ローディッドフライの普及に努めました。
冷凍ポテトとひとくちに言っても、さまざまなアイテムがあります。シューストリング、ウェッジカット、ナチュラルカットとカット方法の違いもあれば、ポテトスティックのような成型したもの、そして、ラセット種ポテトばかりでなく、サツマイモのフライドポテトも!! いろいろなポテトに、溶かしたチーズ、温かいミートソース、バーコン・ネギ、ピリ辛やサワー系ソースなどなど、無限にメニューが広がります。
米国ポテト協会では「ベースボール・フライ」と名付けて、野球観戦に欠かせない、おいしそうなメニューをいろいろ紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ローディッドポテトが日本で話題に上がったのは2018年あたりからでしたが、コロナ渦中は外食も振るわず、メニュー提案自体がストップ。ラムウェストンでは今年、改めてメニュー提案を進める中で、先のフライトポテトチャンピオンシップイベントが開催となりました。
そう、やはり日本人はポテトが大好き。少し前、物流の問題でアメリカからポテトの供給が滞り、バーガーチェーンのポテトLサイズが無くなる云々で大騒ぎ。なぜ騒ぎになったかというと、好きだから。日本人が最も消費している冷凍食品は、ダントツで「ポテト」なのです。
この一覧は、日本冷凍食品協会が「消費量」として算出している各資料から品目別に抜き出して数量順に並べたものです。あくまでも参考数値としてご覧頂きたいのですが、昨年42万トンの輸入量だったポテトが圧倒的な第1位です。42万トンのうちアメリカを中心に北米からの輸入が7割を占めます。一覧に「欧州産も」と書いていますが、現状で欧州産すべて合わせてポテト全体の2割ちょっとです。
輸入量は増えていますが、価格はそれ以上に高騰中。末端の価格改定が追いついていない状況が続いています。原料価格の上昇をはじめ、インフレ、人件費アップ、円安と価格を押し上げる要因ばかりです。
ラムウェソトンジャパンの日野庄弥社長に、お話をうかがいました。「今年も価格は上げざるを得ないという状況です。価格では競争せず、供給体制を確保していくことが第一。シェアは追わずにお客さまとの良い関係を継続していきます」とのこと。
冷凍ポテトのトップブランドとして、先のJMC、JFFCイベントへの協賛、協力も、マーケットを健全に育てていく方針から。
ラムウェストンでは、北米、ヨーロッパに加えて中国内モンゴル自治区に生産拠点を持っていますが、この第2工場が来年稼働予定。それによって、全社的に供給体制がかなり良くなることを見込んでいます。「来年秋をめどに一気に攻勢に出られるよう、引き続いてお客さまとの関係を大切にしていく方針」です。