吉野家「冷凍牛丼の具」など外販商品の物流~ヤマト運輸3温度帯物流ネットワークに一元化
吉野家の「冷凍牛丼の具」、人気商品です。1993年発売の商品ですから、もう30年目!生協宅配の大ヒット商品となって、その後大手通販サイトでも人気商品に。また、2013年からは「吉野家公式通販ショップ」も開設されて、さまざまな吉野家ブランド商品を取り扱っています。
非常食の「缶飯(かんめし)」シリーズもあります。
コロナ禍以降の需要増もあり、2021年度の同社外販事業売上は、2018年度比で2倍と急成長。これに伴って、商品の保管から発送までの効率化を検討した結果、ヤマト運輸の3温度帯物流ネットワーク上に一元化することを9月12日に発表しました。
▲吉野家の外販流通スキーム
既に8月17日から、公式通販ショップを含む直販5店舗(スキーム図参照)では運用を開始しています。ロット単位で納品する卸部門は、2023年2月から運用開始予定です。
複数あった委託業者がヤマト運輸1社に。一元管理によって効率化させることで、ロスを軽減、多様なセット組み対応も含めて出荷キャパティシィも拡大するとのこと。また、従来の倉庫~ターミナル間の輸送がなくなり、温室効果ガス排出量削減につながる効果も。
通販の物量拡大に伴う効率化ニーズから、在庫管理・物流管理全体が変わる。驚きの発表です。